私の娘が生後9カ月のころ、同じ月齢の子を持つママ友たちとピクニックを企画しました。赤ちゃん連れでお店に集まると、ほかのお客さんへ迷惑をかけないよう気を遣いますが、屋外ならそのような心配も少なく、リラックスしてママ同士のおしゃべりを楽しむことができました。そんなとき、思いがけないできごとが起きました。
赤ちゃんが勝手にフルーツを食べている!?
ふだんは付きっきりでわが子から目を離さないようにしているママたちも、大勢が集まっていることで「ちょっと目を離しても誰かが見ているだろう」という気のゆるみがあったかも知れません。
おしゃべりについ夢中になっているうちに、赤ちゃんたちがフルーツの盛り合わせに手を伸ばしていたのです。入っていたのは、バナナ、ぶどう、りんご、パイナップルなど。「もう食べちゃった!?」「アレルギーは大丈夫?!」と大騒動になってしまいました。
ほとんど食べていないことが分かって安心
よく確認してみると、フルーツはほとんど減っておらず、何人かの赤ちゃんがバナナを食べただけでした。バナナを食べた赤ちゃんは、離乳食としてバナナを食べたことがあり、バナナアレルギーのある子もいなかったのでひと安心です。
でも、ぶどうやりんごは、赤ちゃんが口に入れていればのどに詰まらせる危険もあったうえに、パイナップルは赤ちゃんにはあまり適さない食材です。安易に目を離してはいけなかったと反省しました。
赤ちゃんにNGの食材はしっかり管理を!
すりおろしたり刻んだりすれば赤ちゃんに与えられる食材でも、大人が食べるサイズそのままでは、赤ちゃんに食べさせてはいけないというケースも多々あります。
生後9カ月というと、だんだん取り分けできる食材も増えてきますが、大人用と赤ちゃん用はあらかじめ容器を分け、大人用のものに赤ちゃんが手を伸ばしてしまうことがないよう、きちんと管理するべきだったと感じました。
離乳食の期間は、なかなか食べてくれない悩みやアレルギーの心配など、ママのストレスも多いもの。ストレス発散の機会は大切ですが、そんな場でこそ最低限の注意は忘れないようにしたいと感じたできごとでした。(TEXT:ママライター奥田美紀)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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