足やおしりなど痛いところがあちこち移動
腰椎椎間板ヘルニアを発症直後は右足の親指がやたらと痛くて冷たくて、厚手の靴下+靴下用カイロで完全防寒していましたが、1カ月ぐらい過ぎたある日ピタッと痛みが解消。その代わり足の裏の左側が痛くなったり、次は右側が痛くなったりと痛い部分が移動するように。
発症から5カ月以上たった今は、良くなってきたので厚手の靴下は卒業し、普段はいていた靴下に戻りました。でも、足の甲がピーンと張ったような痛みがあります。時折、靴底に何か入っているのか、スニーカーの靴ひもをサポートしている部分(専門用語的にはタンやベロと呼ぶよう)がズレて当たっているのかが気になり確認してみると何もなくて、足の甲が痛いからだなと実感します。
発症当初は足の親指の痛みがものすごくてあまり気にならなかったのですが、徐々におしりや右足の太ももの痛みも気になるように。長時間座っていて立ち上がるときにそれらの部位がピキーンと痛むのです。
夕方になると右足首がパンパンに!
腰椎椎間板ヘルニア発症から1カ月後に右足首をねんざ。湿布を貼ったり、リハビリをするなどのねんざのケアを怠ったせいで、じわりじわりと不調が表れてきました。平日はケースワーカーとして外を出歩き、昼食を取る暇もないほどバタバタしているときがあるのですが、夕方事務作業をしているときになぜか靴下を脱ぎたくなり脱ぐと、右足首が半端なくふくれているんです。靴下の跡もくっきりで、ものすごくむくんでいて……。足首を思い切り動かすのはしんどいほどです。
病院で相談すると、医師から事前に湿布を貼っておくのが良いとアドバイスをもらいました。しかし、予防なのでうっかり忘れて夕方むくんでいるということを繰り返しています。そもそも、足首を激しく動かす動作は少ないのかもしれません。むくんでいるなと思って、足首を思い切り上げ下げしてみると足がぴきーんとなって動かしづらいのですが、階段の上り下りや歩行レベルの足の動かし方だと特段痛みも不調もないのです。
痛みをほとんど感じないのと、むくんでいるだけだとついケアがおろそかになってしまっています。足首の太さに左右差があっても気にしない、だって翌朝にはむくみが引いて元に戻ってるしと、肝っ玉の据わっている私を恨めしく思います。
薬を飲む量と種類が変化。新規コルセットを投入
発症から1カ月が過ぎると薬が効いてきたのか、足全体の痛みが軽減してラクに歩けるようになりました。発症当時から飲んでいる神経の痛みを緩和する薬が1つありますが、飲む量が3分の1に。一方で長引く痛みを訴えたため、鎮痛剤が1種追加されました。この鎮痛剤は吐き気を伴うこともあるようなので、吐き気止めももれなくセット。なので、以前から服用している高血圧薬と併せて毎朝飲む薬は5錠になりました。なんだか更年期を超えて高齢者になった気分。
しかし、3カ月を経過して吐き気がないことが確認されると、吐き気止めは飲まなくてよくなりました。よかったぁ~。本当は体質そのものを変えたほうが良いのではと思い、途中、漢方薬も処方してもらったのですが、薬が多くなるので断念しました。
一方で、外出するときはコルセットが欠かせません。医師からはしなくてもいいとのお達しがありましたが、突然腰がポキッとなったりしないか、やっぱり不安なんですよね。私が持っていたのは腰からウエスト部分をがっちりガードする、高さ20cm超えのコルセットだったのですが、腰部分だけでもいいんじゃないかと思い、腰周りだけを支える高さ約11cmの細めのコルセットを購入。これがまた結構良い感じ! 十分きびきび動けます。これなら暑い夏の時季にも活躍できそうと期待しています。
まとめ
腰椎椎間板ヘルニアを発症して5カ月以上。痛みにほんろうされながらも、なんとか痛みと付き合える程度になってきました。とはいえ、この病気は体を動かしているほうが私としては症状が軽減できている印象なんです。なので、週末にガッツリ家でゴロゴロしていて立ち上がろうとすると、おしりや太ももがピキーン。休みたいのに休めないというジレンマに陥っています。
かかりつけ医いわく、椎間板ヘルニアはある日突然症状がなくなることも多いとのこと。たしかに痛みは移動していて前に痛かったところはなんともないけれど、痛みそのものがなくなるのかは未知数。現在、花粉症の薬が新たに追加され、毎朝6粒の薬たちを飲みながら、これも加齢という成長の証で健康に生きていくために必要なものなのだと言い聞かせています。
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著者:杉田リエ
大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。