ヘルペスとは一生付き合わねばならない
幼いころに「水ぼうそう」にかかった人は、死ぬまで体内に水痘ウイルスを抱えたまま共存していかねばならないそうです。
普段、ウイルスは三叉神経に潜んでいて体力が低下したときにウイルスが暴れ出して、皮膚表面に現れるとのことです。私もそのことを知ってからはできるだけ疲れをためないようにと心がけていました。ヘルペスの発症は自分では予測できず、突然発症するので皮膚科でもらった塗り薬は常に持ち歩いていました。
小さな子どもがいると心配ごともたくさんありますし、ママ友との関係や、パート先での疲れもあったりしたので、ヘルペスは1年のうち季節ごとに最低2回ずつはかかっていたと思います。
子どもは大きくなって生活に余裕ができたのに
気が付けば3人の子どもたちも一番上は大学生、次は高校生、一番下の子も中学2年生になりました。
子どもたちを全力で叱ることもなくなり、親同士の付き合いもほとんどなくなりました。学校行事も親が率先して参加することは少なくなったので私の生活には余裕ができました。
仕事も以前はフルタイムでしたが、疲れやすくなったこともあり短時間の勤務に変えました。
これで体力も精神的な疲れからも解放されたのでもうヘルペスにもかからないだろうと思っていたのですが……。なんの前触れもなく、あのむずがゆい初期症状がまたも唇の上に現れたのです。
年を取るとホルモンバランスが悪くなる
私は更年期に入り、更年期らしい症状をなんとなく感じていました。そんなに暑くない日にうなじから大量の汗をかくことがあったり、脈が速くなったり。そういうときは必ず何日か後に生理が来ます。生理周期もここ2年ほどは2カ月開いたり、そうかと思えばすごく早い周期で来たり。
生理前は必ずと言っていいほどヘルペスになります。ホルモンのバランスの変化で免疫力が落ちているのでしょうか。わかりやすい疲れは感じませんし、ストレスもなくなったと思っているのでヘルペスの原因がわからずにいましたが、これでふに落ちました。
まとめ
やっと自分の時間で生活できるようになり、ストレスもなくヘルペスとも縁が切れると思っていました。しかし今度はまた違った原因で、以前より頻繁にかかるようになってしまいました。年齢を重ねると自分では以前よりも体をいたわっているつもりだったんです。やっぱり自然の摂理通り、体は確実に衰えているんだとしみじみ感じました。しかし、ヘルペスになりそうな時期は大体体調でわかるようになったので、心の準備はできそうです。
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著者:大橋らむね
小売業を中心に事務職や飲食店でパートとして勤務。体を動かすことが好きで、日々ウォーキングをおこなっている。