きちんと伝えることが大切
お手伝いをしてくれる気持ちはうれしいものの、しばらくすると水遊びを始めてしまいました。朝の忙しい時間に勘弁してと思いながら「娘ちゃん、もう終わりにしようね」とやんわり伝えます。
しかし一向に切り上げてくれる様子はなく、家を出なければいけない時間がだんだんと迫っていてイライラした私は「いい加減にして!」とつい大きな声を出し、無理やり娘の手を止めました。すると案の定、娘は大号泣。水遊びのせいで床や娘の服は水浸しになり、結局幼稚園と仕事に遅刻してしまいました。
翌朝も前日と同じ状況になり、このままではマズいと思った私は「昨日みたいにお水でいっぱい濡れたら娘ちゃんもママも遅刻しちゃうから、遊んじゃだめだよ? それと、ママが終わりって言ったらおしまいにできる?」と伝えました。すると娘は「ママも遅刻しちゃうの?」と少し悲しそうな表情に。そしてお皿洗いを始めた娘は、前日のように水遊びはせず、しっかりお手伝いをしてくれました。そして時間になり私が「娘ちゃん、もうおしまいね」と言うと、急いで終わらせてくれたのです。
それからは「遅刻しないようにお手伝いは早めに済ませる」と娘の中で考え方が変わったようでした。この日をきっかけに私も娘には、しっかりと「してほしいこと」と「理由」を言葉で伝えることを心がけています。まだ3歳の娘にも、きちんと話せば伝わるんだなと実感した出来事でした。
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作画/Pappayappa
著者:吉川おふみ
2歳の娘を持つ母。日々おしゃべりが上達する娘との会話を楽しみながら育児に奮闘している。体に良いものをおいしく食べることが大好き。