幸せいっぱいの結婚式を迎えた私たち
私たち夫婦は結婚式を挙げるまで、どんな式にしようか2人でたくさん話し合い、素敵な時間にしようと頑張ってきました。それもあり、式が終わると達成感でいっぱいの気持ちに。
ところが、式が終わった直後から、夫はあれこれと文句が止まりません。「スタッフさんのこれが気に入らなかった」「打ち合わせと違うところがあった」「もうちょっとここがこうなっていればよかった」など、不満たらたら。
ついに夫にブチギレ
はじめは「うん、そうだね」「まぁ確かに、そういうところもあったよね」と夫の話に相槌を打っていた私ですが、あまりにも次々と不満が出てくるので、次第にイライラしてきました。
そしてついに、カチンと頭にきてしまったのです。そこで、私は夫に対して「確かによくなかったところもあったかもしれないけれど、スタッフさんは一生懸命やってくれたし、いい結婚式ができたと私は思うよ!」「そんなに嫌なことを次々と言ったら、せっかくの結婚式が嫌な思い出で終わってしまうから、これ以上文句を言わないで!」と伝えました。
言い終わった直後、「ちょっと言い過ぎてしまったかもしれない」とハッとしましたが、私のこの発言以降、夫の文句はピタリと止まりました。
夫から出てきた意外な言葉
結婚式が終わってから、2次会の会場へと移動した私たち。2次会は、友だちが開いてくれたものでした。そこで夫の友だち数人と話していたときのことです。夫の友だちが「なんで奥さんと結婚しようと思ったの?」と夫に質問。
私もどんな答えをするのか心待ちにしていたら、夫の返事は「妻は自分のダメなところも、きちんと叱ってくれるのがいいと思う。さっきもいろいろ結婚式に文句を言っちゃったけど、そういうことは言わないでってはっきり自分の意見を伝えてくれたんだ」と言うのです。私は夫のこの言葉にびっくりしました。
てっきり言い過ぎてしまったと思っていましたが、夫にとっては逆によかったようです。自分の意見をしっかりと受け止めてくれる人と結婚できてよかったなと、そのときに感じました。
結婚生活が長くなってきた今、「夫は本当に私のことが好きなのかな?」と疑うこともあります。ただ、結婚式の2次会で聞いた「だめなところも叱ってくれるのが妻のいいところ」という夫の返答は、彼が私のよさを受け止めてくれている証拠だと今でも思っています。あのときの言葉を、これからも忘れないようにしたいです。
著者/nanoka22
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