わが家は、夫、子ども4人と私の6人家族です。第一子の妊娠中に注文住宅が完成し、今年、築10年を迎えました。子どもが生まれる前に「子どもがいる生活」を想像しながら家を建てたのですが、最近になり「もっとこうすればよかった」と思うことも。そこで、注文住宅の購入を考えている方に向けて、わが家が出産前に注文住宅を購入してよかったことと失敗だったことをお伝えします。
出産前に引っ越せたことはよかった!
結婚後、主人名義の土地があったことから、早々に家を建てることになりました。設計中は妊娠していたので、出産前の住宅の完成と引っ越しを希望。子育て未経験で「子どもとの生活」を考えながらの設計は難しいと感じつつも、ハウスメーカーと相談して満足のいく家が完成したのです。
新居への引っ越しは臨月に入ってからでした。産後、体が思うように動かず、赤ちゃんのお世話も忙しいので、出産前に引っ越しが間に合い、本当によかったと感じました。
コレはよかった!「可動式間仕切り収納」
最も購入してよかったと思っているのが可動式のクローゼット(ヴァリエス)です。クローゼットを移動することで、壁がつくれる優れものです。わが家ではクローゼットを端に寄せれば16畳ほどの広さに。
部屋の真ん中にクローゼットを移動すれば、8畳×2部屋になりますが、現在は娘の希望で、クローゼットをL字型に配置しています。2部屋に分けることを前提でドアも2つ、エアコンダクトやテレビ配線も2つずつ付けており、子どもの成長に合わせ大活躍しています。
コレは失敗だった!「洗濯干しスペース」
注文住宅を設計するとき、夫婦2人分の洗濯物は乾燥機付き洗濯機で済ませていました。しかし、子どもが増え、縦型洗濯機のほうが汚れもよく落ち、メンテナンスも楽なことから縦型洗濯機に買い替えをしたのです。
縦型洗濯機には乾燥機能がついていないので、雨の日は6人分の洗濯物の干し場に困ることが増えました。浴室乾燥機を備えるか、サンルーフを作っておけばよかったと後悔しています。
子育て前の戸建て購入は、引っ越しも楽なうえに、子どもが生まれたあとも夜泣きや足音を気にしなくて済み、気持ちのうえでも楽でした。ただ、子育てを経験してからの注文住宅にも、経験しているからこそのメリットも。いずれにしても、想像力を働かせて、より子育てしやすい環境を整えられるといいですね。(TEXT:ママライター武山あゆみ)