妊娠前から出産は夫に立ち会ってほしいと思っていた私。でも、夫の気持ちはどうなのかわかりませんでした。今回は、立ち会い出産を検討している方に向けて、わが家の夫が立ち会い出産を決め、2人でわが子の誕生を迎えた経験談をお話します。
立ち会い出産を決めるまで
私が通院していた産院では、妊娠7カ月までに立ち会い出産をするか否かを決めることになっていました。そのため、本格的に夫と立ち会い出産について話し合い始めたのは、妊娠6カ月のころ。
まず、私が立ち会い出産をしてほしい気持ちを伝え、夫の返事を待ちました。夫は悩んでいた様子もありましたが、産院の安産教室に参加し、出産の大変さを知って立ち会うことを決意したようでした。
実際にお産に立ち会った夫の様子
陣痛がきて、入院が決まったときから夫はずっと一緒でした。幸いなことに安産だったため、陣痛室で2時間、分娩室で1時間くらいをともに過ごしました。夫は終始冷静で、「お茶飲んで」「もうすぐ赤ちゃんに会えるからね」とサポートしてくれました。
私は陣痛の痛みにいっぱいいっぱいだったため、とても助かったことを覚えています。赤ちゃんが誕生し、一時退室した夫は当時を振り返り、「もっと赤ちゃんの様子見たかったな~」と言うほどお産に関心を持っていました。
立ち会い出産をしようか悩む夫婦に伝えたいこと
出産は想像できないほど大変で、また感動するものでした。夫が私にしてくれたことは本当に些細なことでした。それでも、そばにいてくれるだけで力になってくれていました。
「あんな必死な姿を見られて恥ずかしい」と思っていた私ですが、夫は「2人目は写真も撮りたい!」と言うほど、前向きに立ち会い出産を振り返り、いい思い出にしてくれています。
立ち会い出産をして夫婦関係が大きく変わった!ということはありませんが、「あのときはこうだったね」と、夫婦でお産を共感できることをとても幸せに思っています。立ち会い出産を検討しているご夫婦は、よく話し合って、お互いが納得したうえで出産の日を迎えられるといいですね。(TEXT:ママライター深沢ゆい)