第一子を妊娠した際、私は実家から離れたところに住んでいました。初めての出産・育児に不安もあったため、里帰り出産をすることに。実家のある地域には、産院や総合病院などがいくつかあったので、どこで出産するか情報収集して比較検討しようと思っていたのですが……。
分娩予約が入れられない!
安定期に入ってから里帰り出産を決め、出産する産院を検討しようと、まずは実家からいちばん近い産院に問い合わせてみました。すると、出産予定日を聞かれ、「申し訳ありません。その時期の分娩予約はもう埋まってしまっています」と言われてしまいました。
その産院では、妊娠が確定してからすぐのタイミングで分娩予約を入れないと、あっという間に埋まってしまうのだそうです。少子化の時代に、まさか産婦人科が予約でいっぱいだとは思わず、おどろきました。
ほかの産院も状況は同じ……
あわてて、何カ所かのほかの産院にも問い合わせましたが、どこも同じような状況。実家周辺の地域には産婦人科はいくつもあるのですが、それ以上に若い世代が多く、どこも分娩予約はかなり早い段階で埋まってしまうのだそうです。
母子別室か同室か、立ち会い出産の可否など、条件を比べて検討しようと思っていましたが、それどころではなくなってしまいました。
なんとか総合病院での出産に決まった!
結果的には、ある総合病院で出産することに決まりました。その病院は、妊娠後期に入ってから分娩予約を受け付けるということで、後期に入るまで本当に予約ができるかドキドキしましたが、なんとか無事に受け入れていただくことができました。
先生や看護師さん、助産師さんなど、みなさん親切で、トラブルもなく、結果的には満足のいくお産となりました。ただ、費用の面ではほかの産院よりもやや高めだったため、もっと早くから情報収集しておけばよかったと感じました。
安定期に入ってから実家に報告し、里帰り出産の段取りをしようと考えている妊婦さんもいるかもしれません。地域によっては安定期に入ってからでは分娩予約が難しいケースもあります。早めの情報収集をおすすめします!(TEXT:ママライター奥田美紀)