里帰り出産はいつから準備する?メリット・デメリット、手続きや産院の予約の時期を解説

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妊娠がわかり母子手帳をもらうと、なんだかホッとして実感が湧いて来るそんな頃。

それまでみてもらっていた産院から、里帰り出産をするなら早めに里帰り先の産院で分娩予約を取るよう言われ、特に初めての出産だと、もう?と驚かれる方も多いのではないでしょうか。

「里帰り出産」とはどのようなものなのか、何が必要で、いつ帰ればいいの?など、わからないこともたくさんある里帰り出産。今回はそんな里帰り出産について詳しくみていきましょう。

 

 

里帰り出産とは?

里帰り出産とは、今住んでいる地域ではなく、自分の実家に帰り、実家の近くの産院で出産することをいいます。

里帰り出産はメリットもありますが、デメリットもあるため、あらかじめそれぞれを把握しておく必要があります。

 

●里帰り出産のメリット

里帰り出産のメリットは、

 

・育児の先輩である母が近くにいることで、身体の変化など妊娠後期、産後の不安などを相談できる

・妊娠後期、お腹が大きくなってきてスムーズにできなくなってくることをサポートしてもらえる

・産後、料理や掃除などの家事をサポートしてもらい、赤ちゃんのお世話だけに専念できる

・産後の身体の回復に必要な期間、実家で過ごすことで身体を休めることができる

 

などが挙げられます。

 

●里帰り出産のデメリット

里帰り出産のデメリットは、

 

・妊娠後期、産褥早期の移動により、母子に負担がかかる可能性がある

・妊娠期からの一貫した健康管理や指導を受けにくい

・里帰り先の産院に関する情報が間接的で不足しがち

・夫、子どもと離れて過ごすことから、新しい家族としての機能が早期に確立しにくい

・母親が自宅に戻ってからの生活に適応しにくい

 

などが挙げられます。

 

夫とこまめに連絡をとったり、上の子は産前から少しの時間だけでも一時保育を受け入れている保育園があるかなど、事前に確認してママの負担を少しでも軽くしておくと良いでしょう。

 

 

いつまでに里帰りすればいいの?

正常妊娠の場合は、妊娠30週~35週程度に里帰りすればよいでしょう。

ただし、帰る際は、なるべく身体に負担のかからない帰省方法をとることをおすすめします。

週数が遅くなると飛行機での帰省など、医師の診断書が必要な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

 

切迫早産や多胎妊娠(双子以上の妊娠)などのリスクの高い出産の場合は、週数を待たず早めに帰るなど、医師の判断に従いましょう。

 

里帰り出産の場合、切迫早産などで自宅安静、入院となると里帰り先で出産することが難しくなります。定期健診をしてもらっている産院に、いつ頃里帰りすれば良いのか確認しましょう。

 

 

分娩予約はいつどのようにすればいい?里帰り出産に必要な書類は?

産院の分娩予約は、妊娠がわかり母子手帳をもらった5~6週(妊娠2カ月頃)から受け付け可能な場合が多いです。

ただし、電話などで予約するのではなく「分娩予約は妊婦健診を行なった時」という産院が多いので、一度里帰り先の希望の産院に、電話で事前に連絡してみることをおすすめします。

 

里帰り出産には、現時点で通っている産院からの紹介状が必要です。

それともう一点、母子手帳をもらった際に渡された市区町村から発行されている補助券があると思います。こちらは、基本的には他県では使えないことがほとんどですが、里帰り後の実家近くの産院にも補助券を持っていくことで、産院によっては、各市区町村と提携して、他市区町村の補助券を有効にしてくれる所もあります。

 

健診時の領収書や、未使用の補助券など必要書類を提出することで、一部返金してくれる自治体もありますので、忘れずに持っていくようにしましょう。

地域により差がありますので、ご自分の市区町村や自治体にご確認ください。里帰り後の産院には、紹介状、母子手帳、補助券、保険証が必要です。

 

 

産後必要な書類や夫に頼むこと

出産後、赤ちゃんに関するさまざまな手続きが必要となります。

夫の会社に書類を提出し、記入してもらうものもありますので、里帰り前に必要な書類など用意しておくと良いでしょう。

 

出産後必要な書類は

 

・出生届

・児童手当

・乳幼児医療費助成金

・健康保険加入

・出産育児一時金

 

です。

 

●出生届を申請する際必要なもの

・出生届書(産院で「出生証明書」欄の記載のあるもの)

・届出人(赤ちゃんにとっての父か母)の印鑑

・母子手帳

・健康保険証

 

出生日から14日以内に、届出人の所在地、子供の出生地、父・母の本籍地いずれかの市区町村役所・役場に提出してください。 出生届は、赤ちゃんが生まれてまず必要な書類です。産院で用意してくれる場合や、記入の仕方も教えてくれるところもあるので通っている産院に事前に確認しておきましょう。

 

 

夫に頼む書類はある?

下記の手続きをおこなう際は、夫の会社に書類を提出し記入してもらう必要がありますので、里帰り前に必要な書類など用意しておくとよいでしょう。

 

・児童手当

・乳幼児医療費助成金

・健康保険加入

 

 

●児童手当申請の際必要なもの

・児童手当

・特例給付認定請求書

・届出人の印鑑

・届出人の健康保険証

・届出人名義の金融機関口座

・本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)

・マイナンバー(個人番号)が確認できるもの

・所得証明書もしくは課税証明書(不要な場合もあるので確認しましょう)

 

出生から15日以内に、住民票のある市区町村役所・役場に提出してください。児童手当は、それぞれ前月の分までをまとめた金額が2月、6月、10月の年3回にわけて支給されます。

 

 

●乳幼児医療費助成金を申請する際必要なもの

・乳幼児医療証の交付申請書

・子どもの健康保険証

・届出人の印鑑

・本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)

・マイナンバー(個人番号)が確認できるもの

・所得証明書もしくは課税証明書(不要な場合もあるので確認しましょう)

 

住民票のある市区町村役所・役場に提出してください。期限は、出生日から1カ月以内のところや、6カ月以内など市区町村によって異なるので前もって調べておくとよいでしょう。乳幼児医療費助成金とは、乳幼児が医療機関で診察、治療を受けた際に、その費用の一部または全額を自治体が助成してくれる制度です。

 

 

●健康保険加入の際必要なもの

・母子手帳(「出生届出済証明」欄に記入があるもの)

・届出人の印鑑

・健康保険証

・本人確認書類(運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなど)

・マイナンバー(個人番号)が確認できるもの

 

原則1カ月健診までに、勤務先の窓口に提出してください。(国民健康保険の場合は、出生日から14日以内に、住民票のある市区町村役所・役場に提出してください)

赤ちゃんも、生まれてからすぐに両親どちらかの扶養として健康保険に加入する必要があります。

 

 

●その他必要に応じて提出する書類も調べておきましょう

・育児休業給付金(働いているママ)

・出産手当金(働いているママ)

・医療費控除

・医療保険

・高度医療費

 

など、上記以外にも自分にどの書類が必要なのか事前に調べ、産前に準備できるものはしておくとよいでしょう。  

 

 

里帰り出産の際のお礼は必要?

里帰り出産となると、産前約1カ月前~産後1カ月頃まで、短い方でも約2カ月、リスクのある出産ではもっと長く実家にお世話になることになります。

その際、実家へのお礼はどうすればよいのでしょうか。

 

お礼のかたちとしては、直接現金を渡すか商品券で渡すかのどちらかが多いです。

しかし実際のところは、お礼を渡そうとしたが、「帰ってきてくれることがうれしい」「孫を近くで見れることがうれしい」と言うことでお礼を受け取ってもらえなかったということもあるようで、さまざまです。

 

一般的には、現金で渡す際は光熱費や食事代などの生活に関わるお金として、1カ月2万円~3万円程度(上のお子さんも一緒にお世話になる場合はプラス5,000円程度)を考えると良いでしょう。

 

お礼を渡すタイミングは、里帰りをしたはじめの時期か、自宅に戻る際のどちらかが多いと思いますが、特に決まりというものはありません。

感謝の気持ち、お礼の気持ちを伝えることがなにより大切です。  

 

 

まとめ

わからないこと、慣れないことが多い妊娠。

里帰り出産は、夫や義両親の理解、実家のサポートがあることで安心して臨めます。

また、産院によっては、マタニティヨガや安産教室など、妊婦さんにおすすめの教室が開かれているところもあるので、里帰り出産するまでの間に、そういった教室に通ったり、出産後のことを調べておくと良いでしょう。

 

 


監修者:助産師 REIKO

医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

 

 

 

 

 

◆出産に関するQ&A

 

 

◆里帰り出産の体験談

初めての妊娠で、陣痛が来た時一人では心細い、出産してからの育児も不安…という気持ちから、車で3時間かかる実家に里帰りしました。病院の指示で出産予定日の約2ヶ月前に帰省し、実家では掃除や料理の手伝い、散歩、買い物などをしつつ毎日過ごしていました。

実家を出て10年以上経っていたので、里帰り中に両親とたくさん一緒に過ごせたのは、親孝行にもなったかなぁと思います。夫は予定日の2週間前に一度会いに来てくれ、きっと次に会う時は出産の時だねぇ~、出産に立ち会えるといいね~と話しながら、その日は皆で外食に行きました。久々の夫との再会に箸も進み、お腹いっぱい。楽しく食事をして夫を駅まで送り、家に帰って玄関のドアを開けたその時、なんだか下腹部に違和感を感じトイレへ。なんと破水していました。急いで病院に連絡して入院準備。電車に乗って途中まで帰っていた夫も呼び戻して、病院に来てもらうことに。そして破水してから4時間後に、無事に男の子を出産しました。出産には母と夫が立ち会ってくれ、とても心強かったです。出産後は1ヶ月半ほど実家で過ごしました。父と母が育児に協力してくれ、わたしも実家でゆっくりと体を休めることができました。

yucco さん

出産予定日1週間前に、電車で1時間ぐらいの実家に里帰りしました。1ヶ月前に帰る予定が、遠方の祖父母の不幸が重なり、直前になってしまいました。いつでも人がいるので、出産まで安心して過ごしました。産後は、実母の育児経験に期待していたのですが(笑)、新米ママの私よりオロオロするだけで育児は全くして貰えない上、「駄目な母親ね」と毎日責められて辛い思いもしました。実の親子なので、お互いいう事に遠慮が無く非常に傷つく思いもしていました(産後の不安もあったのかもしれませんが)。しかし、子どもが2ヶ月間ほぼ24時間抱っこしてかつ歩いていないと泣き続ける状態だったので、実母に家事をして貰わなければ、生活が破綻していたのではと思います。また、会話をする相手がいつもそばにいたのが良かったと思います。生活の自信がつくまで2ヶ月間、甘えさせてもらいました。

佐野夕日 さん

1人目は、1か月半ほどゆっくり里帰りさせてもらいましたが、2人目は上の子を連れての里帰り出産で1人目の時よりゆっくりできず、そして3人目は里帰りしませんでした。上の子がいると、里帰りするより自宅に帰った方がいろんな面で楽だったりします。もちろん無理は禁物ですが、こうやってどんどんたくましくなっていくんでしょうね。母は強し!ですね。

あっちママ さん

初産の際は、はじめから実家近くの病院を選んでいたので、退院後から実家に1ヵ月半ほどお世話になりました。授乳以外はほとんど子どもと一緒に横になっていて、のんびに休息させていただきました。2人目の時は自宅に戻り、両親が通ってきて世話をしてくれるという形をとりましたが、やはり上の子の相手や世話で動くことが多く、産後の体調回復は1人目の時のほうが早かったように思います。

ゆうこ さん

私の場合、実家の近くにこれと思える産院がなく自宅近くの産院で産んで退院当日に里帰りしたのでいわゆる里帰り出産ではないかもしれませんが・・・。40歳での初めての出産で、1人で家事や新生児の世話をすることに特に体力面で不安があったので、里帰りしてよかったです。実際(年のせいだとは思いたくありませんが)1ヶ月半ほどの里帰り後、自宅に戻ってからも3ヶ月ほどは夫の出勤の見送りをした後、昼近くまで子供と一緒に寝てました。
里帰り中は慣れない赤ちゃんの世話に専念できたし、特に食事の面では普段は両親だけなので脂っこいものもなく、ボリュームは少し物足りなさを感じましたが、栄養バランスも満点で母乳にもよかったと思います。
他にも、私の両親にとってはようやくできた初孫で、その孫と暮らす時期があったことはとても嬉しかったようです。その意味では、母には家事の手間を増やしたり、父にも検診などで何度も病院に車を運転してもらい大変だったと思いますが、少し親孝行ができたかなと思っています。

きょん×2 さん

妊娠8ヶ月で里帰りをしました。出産は初めてだったので、旦那さんと離れて生活して実家でゆっくりしようと考えました。実際、里帰りをして大変よかったと思っています。産後はなかなか身体が戻りませんし、赤ちゃんのお世話が休みなくあるので、実家でゆっくりできてよかったです。私の場合、なかなか身体が戻りませんでしたし、精神的にもなんだか落ち着かなかったので戻ってよかったです。また、赤ちゃんのお世話も色々母に教えてもらえたのでよかったです。

そばかす さん

 

その他の体験談

2017/07/24


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