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「…私にとっては」理不尽な状況を目の当たりにし疑問を持つ少女。2人を釘付けにしたある言葉とは #ゲイの決心 7

『ゲイの決心』第7話。主人公・革(あらた)は同性パートナーである新(あらた)と一緒に、道ちゃんという女の子の里親として育児に奮闘中。

ある日、動物園へでかけた道ちゃんが突然うんちをしてしまったため、革と新はおむつを替えようとトイレを探します。しかし、男性が利用できるおむつ交換場所が見つからず困り果てていました。すると突然見知らぬ女性に「親ならこんな臭くて恥ずかしい状態で大事な娘連れ回さないよ」と無神経すぎる言葉を投げつけられます。そこに成(ナル)という女の子が現れ、道ちゃんのおむつ替えをしてくれ2人は胸を撫で下ろすのでした。



無事におむつ替えを終え、戻ってきた成と道ちゃん。その姿を見てホッと胸を撫で下ろす革と新。何かお礼をと申し出る2人に対し、成は普段からきょうだいのおむつ替えをしているから…。と言い断ります。

 

無事おむつ替え完了!

 

 

 

 

 

 

 

 

成にとっては、たった1回おむつ替えが増えただけで何も変わらないと言います。そして、革と新をまっすぐ見つめ「お兄さんたちはそうじゃないでしょ」と問いかけます。当たり前のことが普通にできない状況に陥り、さらには赤の他人に詰められて…。と、まだあどけない成の目に映った状況が子どもながらに理不尽に見えたのだと言います。

 

「もっと怒った方がいいと思うよ。ウチのママにも。世間にも。」と2人に向けて問いかけます。革は投げかけられたこの言葉の意味を考えるのでした。

 

◇ ◇ ◇

 

大人になるとルールに縛られたり、誰かがNOといえばそれに準じ自分の言葉を飲み込むことはありませんか。成ちゃんのように純粋な心を持つ子どもには、言いたいことが言えない状況が不思議に見えるのかもしれませんね。誰の肩を持つわけでもない、純粋な意見が必要なときもあります。子どもの言うことだからと言わず、意見を聞き入れることで大切なことに気付くきっかけになるかもしれませんね。

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターコハダさんさん

    2020年生まれの男児の母、コハダさんさんです! LGBTQ当事者。性や固定観念に捉われない目線で創作漫画や、里帰り出産で約3年間離れ離れだった家族の話などを描いてます!

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