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「これ、何の予定だったかしら…?」自分で書いた手帳を見ながら考え込む母 #母の認知症介護日記 40

「母の認知症介護日記」第40話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

ワフウフさん姉妹は、ずっと気になっていた実家の押入れチェックをおこない、母・あーちゃんが「食事」と言い張る菓子パンや賞味期限切れの食べ物など、いろいろと衝撃的なものを発見してしまいます。しかし、母・あーちゃんが問題なく電子レンジを使える様子を確認できたので、今後は宅配食も選択肢に入れられそうだということがわかり、少し安心したのでした。

毎週、姉妹のどちらかが通院の付き添いをしていましたが、どうしても2人とも都合がつかない日があり、その日は仕方なくあーちゃんひとりで行くようにお願いをしたところ、「私はひとりでも全然大丈夫なのよ!」と自信満々。しかし、「注射に来るのを忘れたり、来たこと自体を忘れたり、毎回のように注射は毎週必要かと確認している」と伝えると、本人はショックを受けている様子で、記憶も自覚もないことを再確認したのでした。

 

うれしい!でも心配…

#母の認知症介護日記 40

 

孫の大学が決まったことを、うれしそうに話すあーちゃん。

 

※正しくは「合格」

 

#母の認知症介護日記 40

 

何度も、お祝いの食事会について話していて、ちょっとほっこり。

 

#母の認知症介護日記 40

 

しかし、通院時に手帳に書いてある予定を確認されると……。

 

 

#母の認知症介護日記 40

 

自分で書き入れた予定を眺めて考え込んでしまいました……。

 

#母の認知症介護日記 40

 

しばらくして思い出せましたが、当日までちゃんと覚えていられるのか……?

 

前回の通院時、あーちゃんの無気力でボーっとした様子にショックを受けましたが、今回の通院では少し調子が戻っていたように見えました。孫の大学入学が決まったこともしっかり覚えていて、お祝いの食事会も楽しみにしているように見えました。最近は、何でも数分で忘れてしまいがちですが、孫がどこの大学に行くのかはしっかり覚えていて、孫への愛は認知症に勝るのかと、ちょっと感動!

 

でも、やはり忘れてしまうこともあるようで……。予定を管理している手帳に書かれた内容について確認しても、すぐには答えられず……。

 

最終的には、お友だちとのお出掛けであることを思い出しましたが、予定があるとわかれば、ちゃんと待ち合わせの時間に行けるのか、会話は成立するのかなど新たな心配が出てしまいます。

 

--------------

孫の大学が決まったことだけではなく、大学名までしっかり覚えているとは不思議ですね。 記憶と自分の興味や関心が関係しているということでしょうか。お祝いの食事会まで、ちゃんと忘れずにいてくれるといいですね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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