いざ筆記試験を向けると試験終了後、回答を書き込んだ問題用紙と試験2日後に出た解答速報を照らし合わせながら採点を始めると、ギリギリ合格点を取れていたことにホッとするぼさ子さん。
すると、今度は実技の試験の準備に移ることに。手元に楽器がなかったので、リサイクルショップでキーボードを購入。ピアノの経験はるものの、20年以上ものブランクがあったぼさ子さん。試験に向けて何度も練習を繰り返すうちに次第に感覚を取り戻していきました。
そして実技試試験当日、造形の試験を何とかこなします。次に音楽表現の試験を受けるため教室の扉を開けるのですが、そこには想像していた園長クラスのマダムではなく、強面のオジサマが2名座っていて……!?
試験管の強面なオジサマの威圧感が凄すぎて…
「では始めてください」
「ふ……ふひゃいっ」
想定外の事態に緊張が一気にピークに達したぼさ子さん。
弾き歌いを始めるも、
途中でつっかえてしまいます。
「止めないで続けてください」
「い、命ばかりはお助けを……」
「は?よく聞こえませんけど?」
「元気よく歌ってください」
なんとか弾き歌いの試験は終了。
(めっちゃ自信ない)
その日の帰り道、あまりの手ごたえのなさから、
ぼさ子さんは自己嫌悪に陥ってしまうのでした。
◇ ◇ ◇
試験時は今回のように想定外の出来事が起こることもありますし、試験本番で100%全力を出し切るというのは難しいと思いますが、ひとまず試験がすべて終わってよかったですね。後は結果を待つのみですが、合格していることを願います!