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「妊婦は治療できないの?」パニック障害の治療中に妊娠判明⇒絶望…医師に治療を断られてしまって!?

コロナ禍の不況で夫が転職することに……。引っ越しを余儀なくされ、好きだった仕事を辞めざるを得なかったショックで、私はパニック障害を発症。就労移行支援で仕事を探そうとしていた矢先、3女の妊娠がわかり、通っていたメンタルクリニックでは、妊婦は治療できないと言われてしまいました。発作で苦しい中、私が相談した先は……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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引っ越しがきっかけでパニック障害に…

3年前、コロナ禍で夫の収入が激減し転職を余儀なくされ、私たち家族は引っ越しをせざるを得なくなりました。今までやりがいを感じていた美容師の仕事を、引っ越しのため辞めざるを得なくなったショックで、私は徐々に無気力に……。

 

また、急に涙が止まらなくなり、何かがおかしいと感じた私は、精神科を受診しパニック障害と診断されました。診断を受け、何もしないと余計に病気がひどくなる気がして、私は、就労移行支援(障害のある方が就職に必要な知識やスキルを習得するためのサポートを受けられる障害福祉サービス)を利用しようと、体験に行きました。

 

担当の方は親身に話を聞いてくださり、ここなら自分にもできる仕事を探せるかもしれないと思っていた矢先、3女の妊娠がわかり、通所できなくなってしまったのです。

 

受診拒否! 助けてくれたのは?

通っていたメンタルクリニックの担当医に妊娠したことを伝えると、「妊婦は診察できない」と言われ、転院に関しても自分で調べてほしいとのこと……。私は絶望の中、お世話になった事業所の存在を思い出し、藁にもすがる思いで電話をかけました。

 

すると、事情を聴いた事業所の方がすぐにいろいろな病院を教えてくださり、「出産後、機会があったらご連絡くださいね」とやさしい言葉をかけてくれたのでした。

 

 

妊婦はパニック障害の治療ができないのかと絶望感でいっぱいでしたが、事業所の方のおかげで妊娠中も安心して治療できる医師と出会うことができ、出産後ではありますが、無事にパニック障害は完治しました。

パニック障害が治ったため就労移行支援は利用できなくなり、そこの事業所に通うことはありませんでしたが、妊娠で通えなかった私の話を親身になって聞いてくれた事業所の方には、感謝でいっぱいです。

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 


著者:なか さおり

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