帰宅したてつおさんは無表情のキリコさんを見て「今日も不機嫌か」とうんざり。キリコさんは玄関の靴を見て「はるかの教育に悪いからちゃんとそろえてって何回も言ってるのに……」とうんざり。キリコさんとてつおさんそれぞれに「なんでこんな嫌な思いをしてこの人と暮らしているんだろう」と思うのでした。
でも、子どももいるし家のローンもあるし……。
好き同士、結婚したくて結婚したのに…
子どももいるし、家のローンもあるから、こんなくだらないことでいちいち離婚なんてしていられないけど。 はるかが大きくなって手が離れたら、熟年離婚とかするのかなあ……。
子どもがいなくなったこの家で、夫婦2人なんて無理。
好き同士、結婚したくて結婚したのに……。
遠慮と気づかいがなくなった夫婦は、愛情をすり減らしていくしかない……。
愛情がゼロになったら、私たちはどうなってしまうんだろう……。
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ずっと遠慮や気づかいができる夫婦でいられたら……それはすてきだし、ある意味理想かもしれません。でも、一緒に生活をしていたら、現実問題としてなかなか難しいですよね。そのとき、2人でどんな関係を作っていくかが大切なのでしょう。
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