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夫「もう好きじゃないかもしれない」妻「え!?」→夫を苦しめるまで気付いてほしかった妻の気持ちとは

35歳の友人夫婦の話です。友人夫婦に子どもが生まれ、しばらくしてあることがきっかけで、友人は不満をため込むようになります。しかし、その不満を夫には伝えず、友人は一方的に怒り、高圧的な態度を取るようになりました。次第に夫婦関係は悪化し、夫から離婚話が出るまでに。夫を苦しめるまで、友人が夫に気付いてほしかった気持ちとは?

 

子どもが生まれて小さな不満が出てきた

夫「もう好きじゃないかもしれない」妻「え!?」→夫を苦しめるまで気付いてほしかった妻の気持ちとは

 

 

夫「もう好きじゃないかもしれない」妻「え!?」→夫を苦しめるまで気付いてほしかった妻の気持ちとは

 

33歳で結婚し、専業主婦になった私の友人。彼女は夫のことを、とてもやさしい人だと結婚前からよく話していました。友人は「夫には家でリラックスしてほしいから、家事も頑張れるんだよね」と夫に尽くしているようで、他にもいろいろなのろけ話をしてくれました。

 

また、友人の夫は週3回、2時間半のサッカー練習に参加しています。友人は、「家でゴロゴロするだけじゃなくて、ちゃんと趣味があるからいいよね!」と夫の趣味にも肯定的でした。

 

翌年には、女の子が誕生して2人で慣れない育児に奮闘! 「練習に行く前にせめてできる家事はするね!」と夫は夕食後の皿洗いをしてくれていたようです。皿を洗い終えると「いつも練習に行かせてくれてありがとう!」と声をかけてくれ、「お皿洗いをしてくれるだけでも助かる!」と友人は感謝していたそう。

 

積極的に子どもの世話をしてくれていた夫ですが、半年ほどたつと練習前の皿洗いをしなくなり、ただ「練習行ってくるね!」のひと言だけになりました。娘はかわいいものの、育児疲れが出始めた友人は夫の練習に対して少しずつ不満を持つようになっていきます。

 

「お皿洗いは強制じゃないけど、ただひと言くれれば違うのにな。夫は仕事も頑張ってるし、サッカーはストレス解消になると思う。でも、なんで○○(夫)だけ自由にできるの?」と思うように。その一方で、「もし、喧嘩になったら嫌だな」と思い、夫に気持ちを伝えることはしなかったそうです。

 

 

友人の不満はやがて高圧的な態度に

それからも夫は変わらず家事は何もせず練習に行くことが当たり前になり、友人は「私は家事も育児も毎日頑張ってるのに、ありがとうすら言ってくれない」と不満はたまる一方。そして、「私が夫に怒ってることに気付いてほしい!」と、次第に間違った形で態度に出してしまうように……。

 

友人は家事を完璧にこなしつつも、ドアを強く閉めたり夫の前で物に当たったり、夫が話しているのに無視するようになりました。こうすることで、いつもの自分とは違うことに気付いてほしかったそう。夫は友人の変化を心配していたようですが、理由を何も言わないので夫もイライラすることが増え、家の雰囲気は最悪……。夫婦の会話はほぼなくなってしまいました。夫が家事や子どもの世話をしようとしても「私がするからしなくていい!」と断っていたそうです。

 

夫は「何か不満があるならちゃんと言えよ! 毎日そんな態度を取られる筋合いないんだけど」と怒り気味。その夫の態度に「全部あんたのせいじゃん! なんで自分ばっかり自由にできるの?」と思ったものの、「別に。ただちょっと疲れてイライラしてるだけ」と、意固地になり、本心を伝えることはしなかったそうです。

 

ほぼ家庭内別居のようなギスギスした生活が3カ月ほど続いたころ、友人は「さすがにこのままではだめだ……」と思い始めたそう。そんなとき、夫から「ねえ、○○(友人)のこともう好きじゃないかもしれない。今は顔を見るのも嫌だし家に帰ってくることすらつらい。離婚も考えてしまう」とカミングアウトされたそう。このとき、夫から「離婚」というワードが出たことで友人はことの深刻さを理解し、これまでの気持ちを正直に話すことにしたそうです。

 

察してほしいは伝わらない

友人は、泣きながらこれまでの気持ちを少しずつ伝えました。「私は仕事をしていないけど、家事育児を頑張ってるし、私が娘を見てるからあなたは練習に行けるんだよ。なのに、何もしないで練習に行くし、娘が生まれる前の生活と変わらず自由に見える。それがうらやましくて、ムカついて嫌な態度を取ってしまった」そう伝えた友人を、夫は責めることなくしっかりと聞いてくれたそうです。

 

友人の気持ちを聞いた夫は「俺の配慮が足りなかったのは謝るし、家事も任せっきりでごめん。ちゃんとありがとうも言えてなかった。だけど、怒ってる理由を何も教えてくれないし、家事や娘の世話をしようとしても断られるのにずっとイライラされるだけで、俺はどうしようもできなかった。俺は人の心は読めないし、正直、察してほしいは無理だよ」と言われたそう。

 

友人はそのときやっと「気持ちを察するなんてできないのに何してるんだろう。意固地になって、夫にだけ変わってもらうことしか考えてなかった」と、夫に謝罪したそうです。そこから友人夫婦はしっかり話し合い、離婚の選択はせず、もう一度夫婦関係をやり直すことに。

 

「毎日会話をする」「ささいなことでも気持ちを共有する」「家事育児は2人でする」「思いやりを持つ」ことを心がけ、寛大な夫のおかげもあり、次第に仲がよかったころの関係に戻れたそう。お互いに気持ちをしっかり伝えるようにして心にも余裕ができたことで、練習にも気持ちよく送り出せるようになり、今では夫婦で娘の成長を楽しんでいるようです。

 

まとめ

「夫は働いているから、専業主婦の私が家事も育児もすればいい」と、昔から自分の意見を飲み込んでしまう友人は、夫を思いやる気持ちが次第に不満となってしまいました。その不満を間違った方向に爆発させた結果、夫婦関係は破綻の危機に。友人は「察してほしい」と自分勝手な態度で夫を傷つけ、素直になれなかったことをとても反省していました。

 

夫婦でいれば相手に対して何かしらの不満は出るものですが、小さな不満をため込み過ぎて爆発させると、関係を修復できずに夫婦関係が終わりを迎えることも。私たち夫婦も友人の体験を反面教師に、相手への思いやりを忘れず、気持ちを素直に伝え合える夫婦でいたいと思いました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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著者:MISATO

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