※著者のおとさんからのお願い※
パーソナルなお話になりますが、誰かを傷つけたり誰かを批判したりするお話ではありません。誹謗中傷や特定の誰かを否定するのは控えてくださいますようお願いします。
そのままの私を受け入れてほしかった
「結婚して子どもが生まれたときのことを考えると、日本国籍にしたほうがメリットがあると思う」と自分の考えを話すKっぷさん。しかし、おとさんは生まれ持った国籍というものに結婚の条件をつけられたこと、そしてKっぷさんがメリットデメリットの物差しで「帰化したほうがいい」と言ってくることに納得がいきません。その日はせっかくのおうちデートだったのですが、Kっぷさんには帰ってもらうことになって……。
Kっぷさんが帰ったあとも、ひとりで悶々と考え続けていたおとさん。彼とは考え方が違うのだと明確にわかり、彼との心の距離が遠く感じるようになってしまいました。
おとさんはあくまで「私は私でしかないから国籍を変えることに抵抗はない」と考えています。しかし、だからこそKっぷさんが「ありのままのおとでいいよ」と言って味方をしてくれなかったことが、おとさんにとっては大きなショックだったようです。その後、少し投げやりな気持ちになってしまったおとさんは、自分ひとりで考えていても答えが出ないと気づき、友人に相談に乗ってもらうことにしたのでした。
おとさんの心にある「1番の味方であるはずの人に理解してもらえない虚しさ」を想像すると、こちらまでせつなくなってしまいます。こういうときは目線を変えて、他の信頼できる人間に相談するのもいいかもしれませんね。
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