腱鞘炎、腰痛、謎の痛み
まず痛くなったのは腕から手首にかけてで、私は慣れない新生児の抱っこ、育児中の姿勢などが原因だと思っていました。湿布やサポーターをしながら姿勢に気をつけることで軽減されましたが、次に襲われたのは腰を中心に背中からの骨の痛みです。
日が経つにつれ全身の骨が痛くなっているように感じ、「ヘルニアとかだったら大変だから病院へ行ってみたら?」という夫の言葉もあり、私は整形外科へ向かいました。
レントゲンをひと通り撮ってみた結果
整形外科で腰を中心にレントゲンを撮りましたが、特に異常はなし。先生によると、「産後、急に筋肉を使うようになり、無理な姿勢も増え、その結果、痛みが出たのだろう」という診察結果でした。
骨や神経に悪いところは見られないので、病院へ通って筋力をつけるようなリハビリをしていくか、もしくは普段の生活で気をつけていくかのどちらかになるとのこと。
ひと安心とはいえショック
骨がきしむような感覚が抜けないなか、「異常なし」と言われ安堵しましたが、「運動不足からくるもの」だとわかり脱力……。まだ生後3カ月の息子を長い時間預けながらのリハビリは、ミルクの時間もあり現実的ではなかったので、私は家で何かできないかと考えました。
育児には筋肉をたくさん使う動きが多いのでは? と思った私。それならと、私は息子を抱っこしながらスクワットしたり、ストレッチしたりと家の中で育児しながら、軽く運動するようになりました。
息子を連れて散歩に出かける機会も増え、私も動くようになり、さらに仕事へ復帰すると体の痛みはほとんどなくなりました。息子のためにも、これからも少しずつ運動して、元気な体でいたいと思った出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:畑野ナツミ/女性・ピアノ講師兼ライター。2019年生まれの息子のママ。ピアノ講師として、子どもから大人まで幅広い年代のレッスンを担当。音楽関係の記事や、体験談記事の執筆を中心にライターとして活動中。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています