もしかして、勘違いされている…!?
娘はベビーカーに乗っていて、ご機嫌。私もニューオープンのお店のため、とてもワクワクした気持ちで、買い物を楽しんでいました。途中で少し疲れたので、通路にあるソファに座り、娘とおしゃべりをしながらお茶を飲んでいると、近くのお店にいた50代くらいの女性の店員さんが話しかけてきました。
「赤ちゃんかわいいですね! ここはお孫さんを連れていらっしゃるお客様も多いんですよ。私もよく孫と出かけます〜」と言われ、私は「そうなんですね」と返事をしたあと、“どうして急に孫の話をされたのかな”と思っていると……。
店員さんは、「おばあちゃんは幸せですね、お孫さんと一緒で」と言ったのです。
そこで私は、私自身が娘のおばあちゃんと間違われていることに気づきました。ショックを受けて返事に困っている私の様子を見て、「あ……おばあちゃん……ではない? あ、ほら、最近は若いおばあちゃんもいますから……」と店員さんも明らかに慌てている様子。
私は、「この子は娘なんです」と努めて明るく答えましたが、ショックを隠しきれず、その場をすぐに離れました。
店員さんに悪気がないことはわかっています。しかし、おばあちゃんに間違われたことはショックでした。また、私も初対面の方と話すときは、思い込みで話すことがないよう気をつけようと思った出来事でした。
イラスト/うちここ
著者:海原えめ
6歳息子と1歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。