「どこ行ったの？」ちょっとは心配してくれ…腹痛に苦しむ私をよそに彼氏は…！？

ある日のこと、私は突然おなかが痛くなってしまいました。休日でゆっくりしていた夜、突然ズーンとおなかが痛くなり、そのあとトイレから出られなくなったのです。

同棲していた部屋は1LDKと狭く、廊下がなくトイレとお風呂がリビングにくっついているような間取り。同棲したてということもあり、リビングにいる彼に排泄の音が聞こえないか気にしてしまい……。

ひとりになりたいと思い「夜ご飯は外食してきてもいいよ」と彼に告げた私。すると彼は「わかった」と言い、そそくさと出かけていきました。

痛みが落ち着いたのでトイレから出た私は、「どこに行ったの？」と彼にメール。すると、「焼き鳥屋で飲んでる」との返信が。しばらく待っていましたが、彼はなかなか家に帰ってきません。外食を促したのは私ですが、少しは心配してほしい気持ちもあり、「帰ってこないんかい！」とじわじわ怒りが湧いてきました。結局、彼は飲みに行ったきり、私が寝る時間になっても帰ってきませんでした。

当時は相手への配慮と恥ずかしさから、「下痢の音が気になるから今はちょっと離れてて！ でも、つらいからちょっとしたら帰ってきて！」とは言えませんでした。同棲は楽しいこともありましたが、弱っていてつらいときは近くにいてほしかったり、放っておいてほしいこともあったりと、相手との程よい距離感が難しかったように感じます。

著者／新谷けご
イラスト／マメ美

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室

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