こんにちは、日本コミュニケーション育児協会の珠里です。食欲の秋ということで、お子さんの好き嫌いに困っているママたちに、私が5人の子どもたちの好き嫌いにどう対処してきたかをお伝えいたします。
食を楽しむということを目的にしよう
バランスよく食事をすることは大切だと私も考えています。でも「何が何でも食べさせなきゃ!」とは思っていません。離乳食はミルク以外の触感や味、咀嚼(そしゃく)することになれること、そして決まった時間に食事をとるということを習慣づけ、何よりも食を楽しむということが目的だと私は考えています。嫌がるものは無理やり食べさす必要はないと考えています。
食べたくなるよういろいろと工夫をする
もちろん「嫌いなのね」とすぐに食べさせるのをやめるわけではなく、好きなものと混ぜてみたり、固形であげていたものを擦ってみたり、ポタージュやゼリーにしてみるなど調理法を変えてみたり、色とりどりに並べ盛り付けもくふうしてみたりと、食べたくなるよういろいろと工夫をすることは大切だと考えています。そして、ときどきは食卓に並べその食材を口にする機会を与え慣れさせていくことをおすすめいたします。
食べたがらないのは本当に嫌いだから?
また、「食べたがらない、口に入れてもすぐにべーっと出してしまう」という行為が全て「嫌い」だからというわけではありません。
我が家の子がそうだったのですが、その食材を食べると口の中や喉に“違和感を感じる”から食べたがらない、口に入れてもすぐにべーっと出してしまう。というお子さんもいます。この“違和感”はいわゆるアレルギーでその食材を口にすると口の中や喉がイガイガしたり、かゆくなったりするから本能的に食べたがらないのです。
お子さんが食べたがらなかったり、口に入れてもすぐにべーっと出してしまう時には、口の周りが赤くなったり、唇が腫れたりしていないかなど、よく観察をしてあげてくださいね。そしてあまりに続くようでしたら健診時などに医師に相談しましょう。
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。