正期産までもう少しとなったタイミングで、「出産入院時に長女をどうするか」について話し合いの場を設けました。その結果、出産の始まり方と夫の勤務状況でフローチャートを作り、それに従って行動するという結論に至ったのです。
また、“入院中はママに会えなくなる”ということを事前に娘に理解してもらいたかったマキノさんは、寝かしつけの際、おなかの赤ちゃんや入院についてわかりやすい言葉で伝えていました。妊娠39週を迎えたころ、陣痛のような痛みが出てきたので産院に電話をかけると、「もう病院に来てください」と言われてしまいます。
しかし、マキノさんは娘を寝かしつけてから、病院へ向かうことを選択。寝かしつけ完了後、慌てて病院へ向かい、パパが着くころには一気に痛みが加速していって……!?
出産もいよいよクライマックスへ…
(あ……破水した……)
破水に気付いたマキノさんは、
夫にナースコールを押してもらいました。
「子宮口見ますね」
「うん、8cmです」
すると、「もういきんでいいですよ!」と助産師さんから
GOサインが出ました。
その後、一気にお産が進み、いきむのを止めると
赤ちゃんの小さな産声が聞こえてきました。
「おめでとうございます! 元気な男の子。
じょうずに降りてきてくれましたね」
出産が無事に終わって安堵するマキノさん。
結局、心配していたくぅちゃんの寝かしつけもうまくいき、
幸先の良いスタートを切ることができたのでした。
痛みに全力で耐えながらも最後まで力を振り絞り、第2子の出産を乗り切ったマキノさん。今回の2人目の妊娠・出産はつわりがある中で、ほぼワンオペで娘のお世話をしなくてはならないという点が前回と大きく違ったわけですが、つらい状況であってもまっすぐ現実に向き合い、家族みんなで支え合いながら、さまざまな問題をクリアしていくという何事にも前向きな姿勢がとても印象的でした。イレギュラーな事態もありましたが、無事に元気な赤ちゃんを産むことができて本当によかったですね。