いよいよ出産の瞬間が迫ってきました。産着やおむつをバッグに詰め込んで、幸せ気分で入院準備をしている人も多いでしょう。ここでは、入院の準備をする段階で、用意しておくと便利なものやサービスをご紹介します。
快適な入院は事前準備がカギ!?
出産を控えた妊婦さんには、産院から入院に必要なアイテムリストが渡されます。赤ちゃんが生まれてすぐに必要なものから緊急時の連絡先を明記した書類など、その内容はさまざまです。
でも、すべての必要事項が産院からもらうリストに載っているとは限りません。多くの妊婦さんが「準備しておけばよかった!」「これがあれば便利だった!」と後悔することもあるのです。 その「用意しておくと便利なもの」とはなんでしょうか?
便利グッズ「ペット用の大型シーツ」「冷却シート」
入院中は病院の寝具をレンタルするのが一般的です。シーツから枕カバーまで、必要なものはだいたい揃っています。ですが、多くの妊婦さんが出産時に体験する破水。この破水で病院からレンタルしているシーツやマットは、あっという間に汚れてしまうでしょう。ここで必要になるアイテムが、なんと「ペット用の大型シーツ」です。これは、かなりの優れもので、出産後の育児にも取り入れているママも多いのです。
もちろん、寝具が汚れることは病院でも十分承知していますので、気にならないという人には必要ありません。しかし、人から借りたものを汚したり、使えない状態にしてしまうことは、やっぱり気が引けてしまうので用意したいものの1つです。
そして、陣痛が始まって分娩室に入るのを待っている時間は、痛みとの戦いです。ほとんどの妊婦さんが、汗だくになって痛みに耐えることでしょう。家族が一緒の場合は、うちわで扇いでもらえますが、ひとりで陣痛を迎えたときに役立つのが、体に貼り付けるタイプの冷却シートです。陣痛時におでこやうなじに貼るとひと息つけますよ。
便利なサービス「陣痛タクシー」
そして、入院する際に利用したい便利なサービスもあります。いつ・どこで始まるのか予測がつかないのが陣痛です。また、いざというときに家族が一緒にいてくれるとは限らないでしょう。
そんなときに妊婦を助けてくれるのが「陣痛タクシー」です。民間のタクシー会社が用意しているサービスで、陣痛時に連絡すると優先的に配車してくれるのです。また、助産師の講習を受けた乗務員が運転しているという点もうれしいポイント。料金は通常通りの運賃のみで、オプション料金がかからない会社が一般的です。出産の予定日が近付いてきたら、予約を入れておくと安心です。
このように入院準備を万端にしておけば万が一のときも焦ることなく、快適に入院することができます。余裕を持った事前の準備が、出産に臨むママを助けてくれるはずですよ。
著者:津田 玲
子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
◆関連動画 出産ドキュメンタリー