赤井さんだけにこの事件を負担させるのではなく、ホウサクくんの親にも話そうと提案する米田先生。しかし、学童の実田先生はホウサクくんとナエコちゃんの家庭を挟まない方が良いと言うのです。
実は、ホウサクくんのお父さんからメモ帳事件のことに対し学童に電話がありあったと言います。そして、「赤井さんの自宅住所を教えて欲しい」と、脅しのような内容だったのです。この電話をきっかけに、赤井さん家族に何かあってはいけないと、畑山さんはあえてホウサクくんの親に話す時間を設けなかったといいます。
米田先生は、ホウサクくんとナエコちゃんは親の言動を見ているから、攻撃的で身を守るために必死になる必要があるのではと話し……。
偵察!? 犯人の心配ごととは……
米田先生の言葉に納得する赤井さん。そして、全ての話を聞いた赤井さんは、1つ疑問に思うことが。
それは、まだ事実確認をしている最中だったはずなのに、ホウサクくんの親が保護者を巻き込んだ騒ぎになっていることを知っていたのかと言うこと。 このことに対し、赤井さんが学童を訪れたときに、忘れ物をしたふりをしてわざと部屋へ入り偵察をしていたと米田先生は言います。その理由として、思っている以上に騒ぎが大きくなり不安になったホウサクくんが、赤井さんの様子を伺い親に自分は関係ないと先手を打つための行動だったのではと米田先生の考えを話すのでした。
難しい環境で育ったホウサクくんとナエコちゃんは、常に大人を信じていないように見えると言う米田先生。続けて、本当は自分たちが起こした事件を認め反省して欲しかったと呟きます。しかし、その思いは伝わらず、自分の保身に走る2人は親だけでなく学童の大人のことも信頼しようとしなかったと悲しそうに話すのでした。
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複雑な環境で育ったホウサクくんとナエコちゃんを気にかける米田先生。こんなにも小さな子どものうちから誰かを信用する気持ちがないと、今後苦しい思いをするのではと心配になりますよね。大人に頼ってもいいんだよと、2人に伝わる日が来ることを願います。