久しぶりにドラッグストアへ行くと…?
私は日ごろ、ネットで生理用ナプキンを買っています。ところがあるとき、家のストックを切らしてしまいました。ちょうどそのとき生理がきていたので、ネットの配達を待つよりも店舗に買いに行ったほうが早いと考え、ドラッグストアへ行くことに。
しかし、久しぶりにドラッグストアを訪れたため、まずナプキン売り場を探すのが大変でした。店内でいくら探しても生理用ナプキンが見当たらない……と思っていたら、店内に「生理用ナプキンは女性用化粧品と一緒に2階で売っています」と書かれた看板を見つけたのです!
1階をぐるりと回ったあとにこの案内を見つけ、私は2階へと向かいました。
レジに行ってもっとびっくり!
「ナプキンを買うとき男性に見られるのが嫌な人もいるから、女性用化粧品と一緒に2階に売られているのかもしれない」。そう考えると、店側の配慮に思わず感心してしまいました。
そして2階に着き、店の奥のほうにあった生理用ナプキンを見つけ、カゴに入れてレジに向かいました。するとそこで、もう1つびっくりすることがあったのです。
それは、レジの店員さんから「紙袋にお入れしましょうか?」と聞かれたことでした。
店舗での配慮に感謝
店員さんからの問いかけにびっくりしながらも、私はその発言を聞いて「透明のビニール袋にナプキンを入れて持ち歩くのを恥ずかしいと思う人がいるかもしれないから『紙袋に入れましょうか?』と聞かれた」と解釈しました。
このとき、持ち帰り用に使おうと自宅からエコバッグを持参していた私。その袋は透けるタイプの袋ではなかったので「紙袋はいりません」と断ったのですが、売り場での陳列の工夫に加えて、買ったあとのことも考えてくださる店側の配慮を、とてもありがたく感じた出来事でした。
久しぶりにドラッグストアに生理用品を買いに行った私。お店ではさまざまな人の気持ちを考え、買いやすくする工夫をしていることを知って、非常に驚きました。最近はこのように店舗側が工夫してくださっているようで、とてもありがたく思うのですが、少しずつ「ナプキンを買うことは恥ずかしいことではない」と思える人が増えて、男性の前でも堂々と生理用品を買えるような、女性が生きやすい世の中になったらいいのにな……とも思います。
著者/nanoka22
作画/おみき
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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