明日は念願のデートなのに…
以前お付き合いしていた彼は東京に住んでおり、私は京都に住んでいたため、遠距離恋愛をしていました。そのため、月に一度しか会えない分、デートは全力で楽しみたいと思っていたのです。
とあるデートの前の日、生理が始まってしまいました。そろそろ生理がくることはわかっていたのですが、あと数日後かなと思っていたのでデートの日には被らないと思っていたのです。
「せっかくのデートなのに、体が重くなってしまうし、触れ合うこともできないなぁ……」と落ち込むことしかできませんでした。
「彼にどのタイミングで伝えよう…」
デート当日、久々に会った彼は「会いたかった~!」と笑顔で駆け寄ってきてくれました。彼がうれしそうだったので私も余計うれしくなったのですが、それと同時に「今日生理なの」と言うとガッカリされるんじゃないかと怖くなったのです。
彼と会っていない期間の話をしているときも、食べたかったスイーツを食べているときも、もちろん楽しかったのですが、頭の中では「ガッカリさせちゃうかな、いつ伝えよう」という悩みが消えませんでした。
そう考えているうちに、私の様子がおかしいことに気づいてくれたのか、彼が不意に「今日調子悪い?」と言葉をかけてくれたのです。
彼の包容力に救われる
「今日調子悪い?」と彼に聞かれたからには素直に答えるしかありません。「実はね、今日生理なの……」。恐る恐る私がこう答えると、「そうやったのね! 生理なのに外連れ回しちゃって大丈夫だった?」とやさしい言葉をかけてくれたのです。
「うん。でも、夜はできない……ごめん」。私が気にしていたことを伝えると、「そんなこと謝ることじゃないよ! それより今日は一緒にゆっくりしようね」と温かく受け入れてくれたのでした。
このエピソードをきっかけに、彼への信頼度や好意がより一層大きくなったのですが、今になって考えると、生理だからと文句を言うような男性なら、そもそも私は好きにならなかっただろうなと思います。毎月生理と付き合っていく中で、私としては理解を示してくれる男性が理想なんだなと気づくことができました。
著者/橘純香
イラスト/かたくりこ
監修/助産師 松田玲子
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