あまりにも配慮に欠ける麻耶さんの発言に、亮太さんは生きる意味すら見失いかけてしまいます。加えて、ちょうどそのころ体に異変を感じるようになり……?
いないほうが気ラク…そう思っていたけれど
ふと、麻耶さんの自宅での様子が気になった亮太さんは、入浴中、和馬君に日ごろのママの様子について聞いてみることに。
すると「いつもお歌聞きながら踊ってる。あとねぇ、よくお電話してる。」と和馬君。
「ずっと電話してる」という妻の様子に少し違和感はありますが、特におかしい様子は見受けられません。
ところが次の日の夜「友だちと飲みに行ってくる」と家を出て行ったきり、朝になっても麻耶さんが帰らないのです。
前日まで麻耶さんがいないことを「気ラクだな。」と感じていた亮太さんでしたが、本当に帰ってこなくなるとは……。
「は? なんかあった?」とついスマートフォンを見ながら心配してしまうのでした。
一緒に過ごす時間が長いほどお互いの存在が当たり前になり、つい思いやりに欠けた言葉や態度を取ってしまうのは珍しいことではありません。
しかし、当たり前だと思っている存在ほど、失うと喪失感を強く抱くものかもしれません。
お互いに感謝や労いの気持ちを忘れず、パートナーに接することができると良いですね。