トイレに行きたいと上司に言うと…
私には仕事上だけでなく、プライベートでも親しくしている男性の上司がいました。仕事ができて時にユニークで、私はその上司のことをとても尊敬していました。
そんなある日、いつも通りに仕事をしていると、突然下半身からにゅるっとしたあの独特の感覚が。「うわ、これ絶対生理きた……」と思いましたが、職業柄、勝手にその場を離れるのは厳禁です。そのため上司に「トイレに行きたいです」と言ったところ、「我慢できないの?」とイヤそうな顔に。
しょうがなく生理がきたことを伝えると、「この前も生理じゃなかった? なーんか◯◯さんって、毎日生理じゃない?」と、笑いながら大きな声で言ってきたのです。いくら親しい関係とはいえ、周囲には人がいます。私は恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。
同僚に上司のことを話すと…
上司は冗談のつもりで言ったようですが、あまりにもデリカシーのない発言に私は幻滅。後日、同僚に愚痴をこぼすと、「ひどい!」と一緒に怒ってくれ、モヤモヤした感情が少し落ち着きました。
そして数日後、「この前のあの発言……ごめんな」と、上司から謝罪されました。どうやら同期がほかの上司に、「セクハラまがいの発言をしていた」と報告してくれたようです。
プライベートでも仲が良いとはいえ、まさか職場であのような発言をされるとは予想外でした。この事件以降、私たちの仲はなんとなく気まずくなってしまったのですが、その後、上司は異動をし、会うこともなくなりました。
著者/花山花子
作画/まっふ
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