人の気持ちを理解できない麻耶さんに、亮太さんは湧いてくる怒りの感情がコントロールできなくなってしまいました。
しかし、ママが大好きな和馬君の気持ちを思うと「離婚したい」とは言い出せません。
なんで涙が…?
涙があふれてきたり、朝起きるのがだるかったり、心身共に異変を感じ始める亮太さん。病院を変えてもやはり異常所見はなく、胸の違和感の正体もわからないままです。
しかし、その1カ月半後、ついに社長が心配するほど、亮太さんは目に見えて調子が悪くなっていきます。
亮太さんは「もう帰っていいぞ。明日も無理すんなよ。」と自分の体調を気遣ってくれる社長のやさしさに、素直に甘えることにしたのでした。
心身共にリラックスできるはずの家で毎日のように息の詰まる思いをしていれば、亮太さんの体調が悪くなるのも当然のことでしょう。
社会人としては体調管理をするのも仕事の内ですが、それができるのは家族の協力あってこそ。体調が悪いことをきちんと家族に理解してもらって、初めて心も体もゆっくりと休めるものだからです。
そういう意味では、早退したとしても、亮太さんは本当の意味で休むことはできないかもしれませんね……。
麻耶さんのように、気付かない内にパートナーや家族を追い詰めてしまうこともあると思うと、お互いに言動には気をつけたいですね。