一方そのころの麻耶さんと和馬君は、2人並んで幼稚園から歩いて帰っているところです。
居間にいたはずの息子がいない…?
家について和馬君におやつを出した麻耶さんは、いつものようにイヤホンを装着。大好きな音楽を聴きながら自由に過ごします。
そんな母を邪魔しないようにと考えたのか、和馬君は幼稚園でもらったしゃぼん玉でひとり庭に出て遊ぶことにした様子。
母親の言いつけを守り、きちんと窓を閉めることも忘れません。
ふと、麻耶さんは和馬君が居間にいないことに気付きますが「別の部屋に行ったのだろう」と推測。そのまま、和馬君が出て行った窓の鍵を閉めてしまったのでした。
ある程度ひとりで遊べる年齢になると、厳しく子どもを監視することはなくなるでしょう。
ですが、それでも子どもが事件や事故に巻き込まれないように気を配るのは親の務めです。
麻耶さんは、イヤホンの装着によって子どものSOSに気付けなくなるリスクがあることを、しっかりと認識しておくべきだったかもしれません。
子育ての合間の息抜きは大切ですが、小さな子どもといるときに趣味や友人との会話に熱中するのはNG。
自宅から締め出されてしまった和馬君に、何事も起きないことを祈るばかりです……。