そんな夫なので、ママ友とのお花見やパーティーにもためらわず参加します。ママ友も「旦那さんもぜひ連れて来て!」と言うので、夫をさらに調子にのせている気がしてなりません。
幼なじみとの再会
よく晴れた日、家族で公園に出かけるとママ友のマナミさんにばったり! しばし談笑していると、アスレチックで遊んでいた夫と子どもが戻って来ました。
夫とマナミさんは、顔を見合わせて驚いた顔をしています。なんと2人は幼なじみなのだそう。地元から離れたこの町で再会するなんてびっくりです。
また一緒に遊ぼうと約束し、それぞれの帰路につきました。
その日を境に夫は妙にマナミさんのことを気にするようになりました。マナミさんはシングルマザーなのだそうで、買い物や家の片付けなど、男手が必要なこともあるからと言って、何かにつけてマナミさんの家を訪ねているようです。
もしかして不倫!?
幼なじみとはいえ、男と女。こんなに足繁く通われるのは気分が悪いと言うと「友だちが困っているのに見て見ぬフリをするなんて冷たい」と私が悪者にされてしまいました。
そうはいっても、娘と出かける約束よりも幼なじみを優先するのはいかがなものでしょうか。次第に私は、夫とマナミさんの不倫を疑うようになりました。
調査会社に夫の尾行を依頼しようかと思っていたちょうどそのとき、マナミさんがうちにやってきました。しかし夫はマナミさんの家に出かけたはず。状況が理解できずに呆然としていると、マナミさんは「あの人をうちに来させないでください」と言ったのです。
ますます意味がわからず立ち尽くしていると、マナミさんは私の腕を掴み「とにかく一緒に来て!」と歩き出しました。
幼なじみの家に行っていたワケ
到着したのはマナミさんの家。マナミさんに促されて家の中を覗くと、見知らぬ女とイチャイチャする夫の姿がありました。相手はマナミさんが雇っているベビーシッターの女性なのだとか……。
私がドアを開けると、固まる夫……。マナミさんを含めて状況の説明を求めました。
夫によると、最初は親切心で「困っていることはないか?」とマナミさんを訪ねたそう。そこで出会ったのがベビーシッターの女性。
すぐに不倫関係になり、夫はマナミさんの出勤日に合わせて家を訪ね、ベビーシッターと浮気をしていたのです。
親切の裏に…
不倫の事実を知ったマナミさんは、自分の家が不倫に利用されていたことに激怒し、わが家にやってきたのでした。
マナミさん曰く、夫は最初はマナミさんにアプローチしていたよう。しかしマナミさんがなびかないとわかった途端、ベビーシッターに乗り換えたのだと言います。
マナミさんがしっかり証拠を残してくれたおかげで、私は自分に有利な条件で離婚できました。マナミさんとは、今ではシングルマザー同士助け合いながら生活しています。
親切にしていたのには、何かしらの魂胆があったのではないかと疑ってしまいますね。親切にすることは大切なことですが、既婚者たるもの、異性として目を向けるのはもちろん、家族を不安にさせないようにしたいですね。