こんばんは、日本コミュニケーション育児協会の珠里です。子育てをしていると「ママ友」という存在があらわれますよね。
ネットではママ友とのトラブル相談が絶えず出ています。自分だけの友達でもない、同僚でもない、子どもを通じた特殊な関係の「ママ友」。今回は、ママ友について紹介していきますね。
ママ友とのお付き合いが苦痛……ママ友は必要なの?
子育てをしていると、ママ友との付き合いは切っては切れないもの、と思っているママは少なくないですよね。自分だけのお友達や会社の同僚なら、合わないと思ったら少し距離を置いたり、価値観を擦り合わせたりできるのに、ママ友となると子どもが関係してくるので、「我慢」しながらお付き合いをしているママさんたちが結構いるようです。
もちろん、ママ同士も気が合って良好なお付き合いをしている方も多いのですが、子どもが仲がいいからと言って、必ずしもママとも仲よくなれるわけではありませんよね。
ママ友とのお付き合いは自分のルールを設ける
ママ友とのお付き合いに「苦痛」や「我慢」と感じているならば、ママ友とのお付き合いは自分のルールを設けることをおすすめします。
たとえば、遊びやランチにかけるおこづかいや生活リズムの違いから苦痛を感じているようでしたら、ランチは特別なときだけ、遊ぶのは〇時まで……と、自分のルール決め、ママ友にもそのことを伝えることで、価値観が合うママ友が見つかりやすく、お付き合いがしやすくなりますよ。
子どものトラブルでママ友トラブル?
ママ友とのトラブルでよく耳にするのが「子どものトラブルがきっかけでママ友ともギクシャクなってしまった……」ということ、理想としては、子どもは子どもの世界、親は親の世界と棲み分けができていることなのかもしれませんが、わが子のこととなるとそうはいかずに垣根を越えてしまうママは少なくはないですよね。
ただ、親が思っているほど、子どもは深く考えていなかったりする場合があります。「〇〇ちゃんなんて大嫌い! もう絶対遊ばない! 絶交!!」と言った次の日には、いつも通り楽しそうに遊んでいますよね。また、ほかのお友だちと仲よくなるきっかけになったり……と、子どもなりに考えて乗りこえてますよね。かわいいわが子が傷付く姿は見たくない気持ちはよくわかりますが、そんなときにはひと呼吸おいて、冷静に子ども同士で解決できないかを考え、見守ってあげてくださいね。
ママ友は育児をするうえで、必ずしも必要な存在か? と聞かれると、無理してまでお付き合いする必要はないと思いますが、ともに育児をする仲間としてとてもありがたい存在でもあります。ママ友という枠に囚われず、気の合う人と楽しい時間を過ごすということにママ自身が焦点を当てることで、関係性も違ってきます。そして、子ども自身が「お友達」との付き合い方を学ぶきっかけになるのではないでしょうか。
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。