スイミングコーチをしている私
私は生理不順で、予定日から外れることがしょっちゅうあります。気分がイラついたり食欲が増大したりと、生理前の兆候はあらわれるのである程度の予測はできるのですが、なかなかピタリと合うのは難しくて……。
そんな私がアルバイトとして働いているのは、スポーツジムが併設されたスイミングスクール。ここで水泳のコーチとして子どもたちに教えています。生理不順ではありますが、プールに入る前は必ずトイレに行き、経血があればタンポンを入れてからプールに向かうため、これまで生理トラブルを起こしたことはありませんでした。
赤い水たまりが!?
ところがある日、プールから上がると目の前に赤い水たまりが。「子どもがケガをして流血したのかも!」と思った私は、その確認をしようと流血元を探していると、私の動きと合わせるように赤い水たまりがポタポタ……。そこでようやく、自分から経血が漏れていることに気がついたのです!
すぐに他のコーチに事情を説明し、子どもたちの対応を任せました。けれど、私から血が流れていることに気づいてしまった子どもからは泣かれてしまい、申し訳なさと恥ずかしさでいたたまれない気持ちになりました。
この出来事以降、コーチとして最善の準備をと、少しでも生理の兆候があれば小さいサイズのタンポンを入れてからプールに入るようになりました。私にとって、スイミングコーチは生きがいでもあるので、今後も生理とうまく付き合いながら続けていきたいと思います。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/土井らん
作画/ふるみ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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