大人になっていく息子
5歳になり、少しずつ“幼児“から“児童“になりつつある息子。わが子の成長はとても喜ばしいことなのですが、最近はもう少しで息子とハグできなくなるのでは? というさみしさを感じることも増えてきました。
息子のかわいい行動…?
ある日、キッチンで料理をしていると、突然息子が「ねぇママ、ギューしたままプラレールやろうよ」と言いました。私は2つ返事で承諾。しかし、息子を近くに引き寄せハグをようとすると、するりと私の腕をすり抜けてプラレールを取りに行ってしまったのです。
またある日、掃除をしていると、息子が「ねぇママ、ギューしよ」と言ってきました。私はまた喜んで息子のところへ行き、ギュッと抱きしめました。すると息子が続けて「ギューして暑くなったからアイス食べたいなー」と言い出したのです。「……おや? これは……!?」私は少し怪しみましたが、このときは素直に「じゃあおやつはアイスにしよっか!」と一緒にアイスを食べたのでした。
息子の戦略
そしてその日の夜。夕食後に息子が、動画を見たいと言うので見せていたのですが、なかなか切り上げることができませんでした。「あと10分だけ!」「この動画が終わったら!」「ショート動画だけでいいから!」とあの手この手で延長しようとしてきます。
いよいよ堪忍袋の緒が切れそうになり、お説教しようとすると、なんと息子が咄嗟に「ママとギューしながら動画見たいよー!」と言ったのです。 「同じ手に3回も引っかかるかー!」と思わず突っ込んでしまい、そしてハグをダシに母を操ろうという息子の戦略に笑いが止まらなくなりました。「将来悪い男になるんじゃ……」とあらぬ心配をしつつ、息子の精一杯の策略をかわいく思う母なのでした。
著者:木下うめ子 30代女性・主婦/2018年生まれの双子ママ。自閉症の双子のサポートに日々奮闘中。管理栄養士の資格を持っており、食べることが大好き。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)