においの正体に悲鳴をあげた理由
何やらエスニックなにおいがしてきたので、祖母がエスニック料理を用意してくれたのかと思った私。しかし、夕食に出てきたのは祖母の得意な和食でした。
部屋に帰ってきた私たち。夫と息子も「パクチーのようなにおいがするね」と言っていました。においのもとはわかりませんでしたが、なんだかさっきよりニオイが強くなったおうな気がしました。「なんか臭う……」そう言いつつ、とりあえず就寝の準備をすることに。
そして押し入れに入っていた布団を広げると……、そこには大量のカメムシが!!
おびただしい数のカメムシに私はパニック。大騒ぎとなり、祖父母に報告すると、「そういえば今年は大量発生しているらしい」「お布団干しておけばよかったねぇ」とのこと。結局その日はリビングにタオルケットを敷いて寝ることに……。
それからというもの、祖父母の家や山の方に泊まりに行くときは、到着後すぐに一家総出で布団をチェックするようになりました。カメムシに限らず、他の虫が隠れていることもあるので、しっかりとパンパンとはらうようにもしています。
その1件以来、息子はパクチーが大っ嫌いになってしまいました。私は依然としてパクチーを使った料理が好きなのですが、食べるたびに大量のカメムシを思い出してしまいます……。
イラスト/はたこ
著者:斉藤くるみ
18歳の息子がひとり。在宅ワークにてPC仕事をしている母です。