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長距離のバス移動中に1歳の娘が大泣き「静かにして…」え?冷ややかな視線の中、女性からの声かけに涙

上の子が1歳になったころのお話です。ある日、夫とけんかしてしまいました。車で帰省しようと思ったものの、私自身が体調不良。そこで、子どもを連れて、バスで帰省することに。片道2時間半という長さに不安はあったものの、勢いでバスに乗りました。すると、最初はお出かけにウキウキしていた子どもでしたが、次第に退屈したのか、グズグズし始めたのです。周りには乗客がいるので私はとても焦りました――。

声をかけてきた女性…

そこそこ乗客がいたので、迷惑にならないようにと、やや焦りながら必死でなだめていました。しかし、私の焦りが伝わってしまったのか、子どもはギャーギャー声を上げて泣き出してしまったのです。

 

何をしても泣き止んでくれず、私はヘトヘトになっていました。さらに、周りの視線を集めてしまい、申し訳なさでいっぱいに……。

 

すると、近くの席に座っていた高齢の女性が私に話しかけてきました。

 

 

「おたくの娘さん、元気があっていいわね~」

 

おそらく私が焦っているのを見かねて、声をかけてくれたのだと思います。女性のやさしい言葉に、ホッとしたのと同時に、目頭が熱くなったのを今でも覚えています。

 

私の落ち着きが伝わったのか、単に泣き疲れたのかはわかりませんが、子どもはその後すぐに眠ってしまいました。

 

 

親の焦りや不安は、親が思っている以上に子どもに伝わってしまうのかもしれないと思った私。この一件があってから、子どもが公共の場で泣き出したときは、まず一息吐いて自分自身を落ち着けてから対応するようになりました。

 

 

親の気持ちに余裕があるだけで、子どもが落ち着くのも早いような気がしています。そして私も、困っている人がいたら、今回、声をかけてくれた女性のように、ホッとする声かけができるようになりたいと思いました。

 

 

著者:鈴木ゆうこ/女性・パート。16歳、12歳の子どもを育てる母。医療関係の事業所でパート勤務している。

イラスト:ぽん子

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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