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コネ入社の社員に注意したら「生意気ね!親の顔が見てみたい」⇒私「そこにいるけど…」その結果

私は35歳の兼業主婦。幼い娘と夫、足の不自由な義母と4人で暮らしています。育児・家事・介護に加えて新しく始めた事務所のパート勤務で多忙を極めつつ、大切な家族のため頑張っていたのですが……。その勤め先の社員にマウンティングされたときのお話です。

 

コネ入社の困った社員

パート先の問題社員は、私が勤め始める少し前に、この会社に入社してきたのだとか。自ら部長の娘だと言い回っていて、いつも他の社員に自分の仕事を押しつけているのです。誰かがさりげなく注意しても、聞く耳持たず。「私の言うことが聞けないの? パパに言いつけてもいいのかしら?」が口癖です。

 

本来なら上司が怒るべきところですが、肝心の部長が娘を溺愛していてどうにもならないのだとか。というのも実は、以前にとある社員が「自分の仕事くらい自分でやれ!」と怒ったことがあったらしいのですが、その人はしばらくして自主退社したそうです。

 

理由は、部長からの嫌がらせだともっぱらのウワサ。彼女に目を付けられれば間違いなく部長に嫌がらせされる……。皆、渋々このわがまま娘の仕事を引き受け、しり拭いをしているのが現状でした。

 

思わず注意すると?

数週間後。そういう事情を知りながら、あまりにも傲慢な部長の娘の態度に我慢できなくなった私。

 

「あの、ご自分の担当分くらいは、ご自身でやったらいかがでしょうか?」と思わず注意してしまいました。すると彼女は目尻をつり上げ、こちらを鋭くにらみ付けてきました。「何あんた? 新入りのパートよね? パパに言って、会社から追放するわよ? お金に困ってパートをしているんでしょ? 仕事、なくしたら困っちゃうんじゃないの?」

 

あきれた私が「別に構いませんけど?」と真っすぐ目を見て答えると、彼女はプルプル震えだしたのです。

 

「あんた生意気ね……。覚悟しなさいよ! あんたのこと、徹底的につぶしてやるから!」

 

 

父娘からの嫌がらせがエスカレート

こうして翌日から、私は部長父娘に目を付けられることになりました。あるときはオフィスにいる全員の前で部長にガミガミ叱られ、あるときは大量のコピーを押し付けられ、あるときは仕事に無関係の嫌みを浴びせ続けられ……。

 

さらに別の日には、部長から会議室に呼び出されました。なぜか娘のほうも会議室にいて、スマホを没収された後、聞くに堪えない暴言で3時間も2人から罵倒され続けたのです。これにはもうビックリ。パワハラ&モラハラ以外の何物でもありません。しかもちゃっかりスマホを没収して、証拠を残されないようにしているところも悪質です。

 

しかしついに、その日々が終わる瞬間がやってきました。それはある朝、廊下で2人とすれ違ったときのこと。

 

私は「お疲れ様です」とだけ会釈し、そのまま立ち去ろうとしたのですが……。何かにつけて私をいたぶる2人は案の定、言いがかりをつけてきました。

 

「何だそのあいさつは、それでも社会人か? 親からどんな教育を受けてきたんだ?」「パパの言う通りだわ! パートのくせに生意気なのよ。親の顔が見てみたいわ」

 

実は私…

親の顔? 見たいというなら……。私は苦笑しつつ、「親ならそこにいますけど?」と答えました。

 

部長と娘が背後を振り返って大仰天。「社長!?」「私が親ですが、娘が何か?」

 

そう、実はこの会社の社長は、私の母親なのです。2人は慌てふためいて騒ぎだしました。「ちょっと待て……パートの社長が母親って?」「パパ……。そんなの私、聞いていない」

 

「まあ、誰にも言ってませんから。私、資料の整理や電話対応などの雑務を任されたパートでもありますが……。本当の仕事は、あなたたち2人の調査だったんです」

 

「そう。前に自主退社した社員がいましたが、原因はあなたの嫌がらせだったとか。とはいえ証拠がなかったので、娘を送り込んだのよ」

 

私は母に、「証拠なら取れたわ。これ、録音」と言ってスマホを渡しました。実は先日、会議室で長時間暴言を浴びた際、私はもう1台スマホを隠し持っていたのです。

 

「そ、そんな……」と、しどろもどろになる父娘に、母は宣言しました。「これで正式に処分を下せます。ちなみに元社員は、あなたを訴えるそうよ」

 

 

任務完了!

その後、同僚たちも証言をしてくれて、2人の処分が決定しました。仕事を同僚にばかり押し付けていた娘のほうは、試用期間中だったためそのまま不採用に。他人様に精神的傷を負わせ、娘をコネ入社させた部長は自己都合の退社となりました。

 

2人が去った社内は、助け合いができる良い雰囲気になったそう。皆私に感謝してくれているらしく、母からもお礼を言われました。

 

さて、私はというと……。社内調査と雑務のお仕事を終え、専業主婦に戻りました。義母の介護や娘の世話は大変で、相変わらず忙しいですが、大事な家族との貴重な時間を大切に、日々の幸せを感じながら生きていきたいです。

 

--------------

社内で嫌がらせをしていた部長と傲慢で仕事をしないコネ娘とに引導を渡すことができ、スッキリしましたね。会社の環境も改善でき、万事解決ではないでしょうか。

 

 

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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      「パートの社長が母親って?」ではなく、「パートのの母親が社長って?」じゃないですか。

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