休日に自宅にいない夫
結婚してから間もなく、夫は用事を見つけては実家に帰ることが多くなりました。私に「一緒に来てほしい」と言わない分、それで良いのかと思っていましたが、夫が実家に帰る頻度は増す一方でした。
夫が実家に帰ると1泊するようになり、どんどん滞在時間が延びていきましたが、そのころ私が妊娠・出産をして、夫の行動に変化が見られると思っていました。しかしながら、今度は「子どもの面倒を見てもらうために実家に行きたい」と言うのです。
夫はますます実家に入りびたり、休日は家にいることがありません。でも、今度は子どもの面倒を見てもらうという目的もあったため、育児の負担が減るのもたしか。夫はそれを言い分にしていましたが、実家では義母に子どもを預けて自分は遊びに行っているようでした。
子どものひと言で風向きが変わる
そんな夫のことに深く干渉しないようにし、それから数年たったころのことです。夫に対して多くの疑問を持ちながらも、私は耐えていました。きっと夫だけでなく、それを受け入れるほうにも問題があると思っていたからです。
実家の義母と夫の双方が、子離れ・親離れできていないと感じていました。そんなとき、いつものように実家に子どもを連れて行こうとした夫に、子どもが「今日はママと一緒にいたい」と言ったのです。
夫はそのひと言にあ然としながら、子どもの気持ちに従わないわけにはいかないため、その日は実家へ行くのをやめました。
実家に帰る理由が…
その後も夫は実家に帰る理由がなくなり、頻度を減らすしか方法がなくなってきました。子どもが会いたいと言わなければ、実家に行けなくなるのです。実家の人たちは、子どもに会いたいと話しているようですが、子どもにも感情があります。
そもそも、母である私の感情を無視してきた行動なのです。正直、このまま夫の実家訪問がなくなってしまえばよいと思っています。
まとめ
もともと正月や夏休みは帰省していましたが、子どもが成長して自分の意見を言えるようになってからというもの、頻繁な訪問がなくなりホッとしています。夫にも早く親離れしてもらって、自分勝手な行動は慎んでほしいと思いました。これは義実家にも言えることだと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/山下まち子
イラスト/まげよ
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