このままではダメだと思い、考え抜いた結果、鼻栓にマスクをして食べ物のにおいをシャットアウト。その姿で料理をするようにしたのですが、なんと夫はそれを「大げさすぎる!」と大笑い……。
夫からのひどい扱い
その後、安定期に入っても夫の私に対する態度は変わりませんでした。おなかが大きくなっていくにつれて「Lサイズの女が妻なんて恥ずかしい」と、体型いじりまで始まる始末。
唯一、家族が遊びに来たときだけは、自分から積極的に動いていい夫のフリをします。みんな外面に騙されているのです。
喧嘩をする気力もなく、ひたすら耐えていました。
ワンオペ育児の限界に…
それから数カ月が経ち、私は元気な女の子を出産しました。さすがにわが子の顔を見れば変わってくれると信じていましたが、相変わらず家事にも育児にも無関心。家事に手がまわらないと文句を言われ、娘が泣きやまないとリビングの外に出されます。
それでも娘はかわいく、ワンオペで家事と育児を頑張っていましたが、暴言を吐かれる日々に心身ともに限界を感じた私。初めて夫に「ワンオペ育児なんてもう無理だ」と泣いて訴えたのです。
しかし、夫は理解するどころか「怠けるな」と鼻であしらいます。もう、この人とはやっていけないかもしれません。翌日、夫が仕事へ行ったあと、娘とともに義実家へ駆け込みました。
救世主登場
それから夕方まで義実家でゆっくりと過ごした私は、夫の帰宅時間に合わせ、義家族を引き連れて自宅に戻りました。玄関を開けると、すでに帰宅していた夫は怒り心頭。
「こんな時間までどこで道草食ってたんだ! 専業主婦が何様のつもりだ! 立場をわきまえろ!」と思い切り怒鳴りつけてきました。すると、うしろから義母登場。
「母さんも専業主婦だけど。立場をわきまえたほうがいい?」とひと言。夫は極度のマザコンなので、お母さんを悪く言うことは絶対にしません。
「あなたを生んで成人するまで育てたけど、私がしていたことはそんなに価値がないことなんだね」そう義母に言われて、夫は慌てていました。
専業主婦をバカにするな
義母の言う通り、専業主婦の私を下に見ると言うことは、同じく専業主婦の義母を下に見ていると言うこと。夫は義母にキツく説教されて、シュンとしていました。
そう簡単に夫を許すことはできませんが、ひとまず子育てにはたくさんの手が欲しいところ。義母を見習って夫を教育しながら、夫婦で子育てをしたいと思います。
出産は母子ともに命懸けです。どんな思いをして自分の子どもを生んでくれたのかを考えたら、酷い態度や発言なんてできないはず。そこまで考えて、これからの生活を送ってほしいですね。