言われるまで気づかなかった…
ある日夕食を食べていると、4歳の娘がふざけてお箸を落としました。「あー! ダメでしょ〜。ふざけてるからだよ」と言って私が拾おうとすると、夫が「娘ちゃんが遊んでいて落としたんだから、自分で拾って?」と冷たく言います。娘は夫に怒られたと思ったらしく、泣きそうな顔でお箸を拾いました。夕食後なぜ冷たく注意するのか夫に聞くと、「娘はきちんと話せばわかる子。だからダメなことはきちんと教えて理解してほしいと思ってる。だからたまには強めに注意することもあるんだよ」と言うのです。娘は注意するとすぐ落ち込むタイプなので、私はいつの間にか「いけないよ~」と、やさしく注意するだけになっていたことに気づきました。夫の言い方が少しきつめだったのは、娘のためを思っているからこそだったようです。
私は、繊細な娘が傷つかないようにと過保護になりすぎていたのかもしれません。夫の言葉で私は、娘が将来困らないためにもダメなことはしっかり伝えなければいけないと思ったのでした。
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作画/ひのっしー
著者:加藤さやか
4歳の娘と夫との3人暮らし。家事や育児に追われるなかの唯一の楽しみは、娘の寝かしつけが終わったあとのK-POPアイドルの動画鑑賞。