おうちデート当日、生理に
ひとり暮らしを始めてからというもの、料理を作るのが好きになった私。彼とおうちデートをする際は、いつも手料理を振る舞っていました。
そんなある日、久しぶりのおうちデート当日に、運悪く生理になってしまったのです。しかも、いつになく生理痛がひどく、ベッドで横になっているしかないような体調です。
普段料理をしない彼がやる気に!?
私の家に来た彼はその様子を見てとても心配してくれ、さらに「それなら、今日は俺が料理作るわ」と言うのです。
なにが食べたいか聞かれましたが、彼がどのような料理なら作れるのかわからなかったため、メニューは彼に任せることに。それよりも、いつも食べる専門の彼の口から「料理を作る」というワードが出たことに私はびっくり! どうなることかとヒヤヒヤしながら待つことにしました。
スーパーで選んだのはまさかの…
買い出しから帰ってきた彼が購入していたのは、なんと生の「鶏レバー」。ネットでいろいろと検索してくれたらしく、生理中には鉄分が豊富なレバーがいいと知ったそうです。
鶏レバーを今まで買ったことはもちろんなく、触ったこともない彼。「ヌルヌルしてるなぁ」と言いながら下処理の時点で手こずっているようでしたが、料理動画を見ながら、見よう見まねで頑張っている姿を見ていると、とても幸せな気持ちになりました。
そして、なんとか「レバニラ炒め」が完成。さらに、即席のたまごスープとご飯付きです。料理が完成したころには生理痛もだいぶ治まっていたので、一緒に食べることに。彼が初めて作ってくれたレバニラ炒めはお世辞抜きで本当においしく、完食してしまいました。
私があまりにも褒めたからなのか、彼も料理に目覚めたようで、今では2人で料理をする機会が増えました。私の生理がきっかけでしたが、2人で作る料理はレストランで食べる料理と同じくらいおいしく感じます。
著者/鬼頭いちか
作画/まっふ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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