松屋の自社製豆腐がドーンと入った麻婆豆腐
商品名:富士山豆腐の本格麻婆定食
価格:620円(税込)
エネルギー:817kcal
松屋といえば、牛丼かネギ塩豚カルビ丼しか食べてきませんでした。
一時期終売したものの、惜しむ声から復活し通常メニューになった麻婆豆腐があるというじゃありませんか。
足早に松屋に向かい、迷うことなく注文しました。
出てきた麻婆豆腐はまだグツグツしていて、マグマのような赤色に食欲をそそられます。何気なくヒョイッとネギをどけると、びっくり!
麻婆豆腐といえば四角くカットされた豆腐……じゃないんです。こちらは豆腐が丸ごと一丁ドーンと入っていて大迫力!
しかも自社製豆腐が使われています。大豆の選別から始まり、富士の伏流水を使用、季節によって水分量や時間を調整しているというこだわりっぷり。
ただし沖縄店舗は自社製富士山豆腐ではなく、沖縄の島豆腐専門店が作った絹ごし豆腐を使用しているそうです。どちらも美味しそう……。
本格的だけど万人受けする味
最初に麻婆あんをパクリ。花椒の痺れる辛さ「麻(マー)」と、唐辛子の辛さ「辣(ラー)」が合わさった麻辣がしっかり効いています。
しかし、ヒーヒーいうほど辛いわけではなく、ピリ辛で後味がほんのり痺れる程度です。甘味もあるため日本人でも食べやすい万人受けする味。
辛いものが苦手な人でも食べられる辛さは、さすが全国展開するチェーン店の逸品ですね。辛味を足したい人は、七味をかけてもいいでしょう。
粗びきの挽き肉は食べごたえがあり、しっかりと肉の旨味が感じられます。
丸ごと入った豆腐は、少しスプーンを入れただけで崩れるほど柔らかくて、舌ざわりも滑らか。ふわふわしていて、口のなかに幸せを運んでくれます。
角切りにされた豆腐よりも「豆腐を食べている」感が圧倒的に強いです。自分の好きな大きさにすくって食べられるので贅沢な気分。
次に家で麻婆豆腐を作るときは、豆腐丸ごとスタイルもありだな、と思わされます。
シャキシャキしたネギもたくさん入っていて、ほどよいコントラスト。
もちろん白ご飯との相性もバツグンです。麻婆、ライス、麻婆と交互に食べ進めていましたが、最終的に「えいや!」と麻婆丼を作りました(笑)。
並でも大満足でしたが大盛りでも食べられそうなほど、ライスの進み具合がハンパありません。
最初から丼ぶりで食べたい場合は、ライスの上に麻婆豆腐がのった「富士山豆腐の本格麻婆めし(税込530円)」も売られています。
意外に合うお味噌汁
松屋では一部のメニューをのぞき、「できたて」をテイクアウトできます。『富士山豆腐の本格麻婆定食』も持ち帰り対象商品です。
ただしお味噌汁は店内だけのサービス。
麻婆豆腐にお味噌汁は合わないんじゃない?と思いましたが意外や意外、合うんです。豆腐も味噌も大豆由来だからでしょうか。
刺激を受けた舌を、味噌と出汁の優しい味が癒してくれます。思わずホッコリ。
・今回の味評価
★★★★☆
理由: 麻辣がちゃんと感じられる本格的な麻婆豆腐で、ご飯がモリモリ進みます。とろみがついていて、最後まで熱々で食べられるのも良し。
日本人の舌に合わせて食べやすくなっていますが、個人的にはもう少し強めの刺激が合っても良かったかも。
富士山豆腐の本格麻婆定食がオススメ!
これからの松屋の定番は麻婆豆腐になりそうな予感。豆腐が丸ごと一丁入った麻婆に、びっくりすること間違いありません。
店内のパネルの「定食」をタッチすると見つけられますよ。ぜひ、探してみてくださいね!