定番おかずをさっぱり食べる
春キャベツの葉の柔らかさを活かして作るのは「春キャベツの豚しゃぶ煮」。
やや酸味がある「うまみ酢」でキャベツと豚肉を煮るだけ、フライパンひとつで簡単に手軽にできるひと皿です。
煮汁のうまみ酢は、いろいろなお料理に活躍する万能調味料。
作り置きしても良いですね。
村田吉弘さん「春キャベツの豚しゃぶ煮」の作り方
材料(2人分)
・豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用)…200g
・春キャベツ…300g
・絹さや…15枚
・うまみ酢(※)…カップ1+1/4
・黒こしょう(粗びき)…適量
※【うまみ酢】(つくりやすい分量、完成約450ml)
・しょうゆ…カップ1/2
・みりん…カップ1/2
・酢…カップ1/2
・酒…カップ1
・昆布…10g
作り方①うまみ酢を作る
全ての材料を鍋に入れ、中火にかけます。
ひと煮立ちしたら火を止めて、そのまま冷ましましょう。
冷めたら昆布を取り出して、清潔な保存容器に移し替えます。冷蔵庫で1カ月間保存可能です。
基本の分量は、【しょうゆ:みりん:酢:酒】+昆布=【1:1:1:2】+昆布です。
人数に合わせて作る量を変更する時の参考にしてください。
作り方②材料を切る
絹さやは筋を取り、キャベツは大きめのざく切りにします。
豚肉は7〜8cmの長さに切りましょう。
作り方③うまみ酢で豚肉を煮る
フライパンにうまみ酢と豚肉を入れて、中火にかけます。
煮汁が冷たいうちにお箸で豚肉をほぐすと、お肉がかたまらずにふんわり仕上がります。
フライパンの縁にフツフツと泡が立つくらい(約85℃)の状態を保ちながら豚肉を煮て、火が通ったらお肉を取り出しましょう。
作り方④うまみ酢でキャベツを煮る
フライパンに残ったうまみ酢を強火にかけ、キャベツを加えます。
しんなりしたら絹さやを加え、サッと煮て火を止めましょう。
キャベツと絹さやをお皿に移し、上に豚肉を盛り付けたらフライパンに残ったうまみ酢、黒こしょうをふりかけて完成。
食感のコントラストが楽しい!
キャベツの爽やかな緑色に、ふんわり豚肉が映える春らしいひと皿が完成しました。
食べてみましょう。
口に入れた途端じゅわぁ〜と爽やかな味が広がり、思わず「うんまっ!」と言ってしまうほど。
キャベツにも豚肉にもしっかりうまみ酢が染みています。
やみつきになる味で、食べ始めたらお箸が止まりません!
さっぱりしたうまみ酢のおかげで、豚肉の脂もまったく気にならず、白いご飯のおかずにもバッチリです。
サクッとした食感のキャベツとふんわりやわらかい豚肉に、シャキシャキの絹さやがアクセントになっていて、いっぺんに口に入れて食感を楽しみながら食べるのがオススメ。
口いっぱいに広がる幸せを実感してみてくださいね。
ぴりっと香る黒こしょうがさらに食欲を刺激しつつ、全体の味を引き締めています。
豚肉との相性もバッチリで、おつまみにも最高ですよ!
うまみ酢は、野菜炒めの味付けや野菜のマリネ液として活躍します。
素材の味を活かしつつ、さっぱり仕上げたい時に使うと良いですね。
すっぱすぎないので、酸味が苦手な子どもと一緒に食べる時にもオススメです。
昆布と一緒に煮ることでうまみが抽出されているため、他に出汁を用意しなくていいので手軽に作れて嬉しいですね。
この味がとても気に入った筆者は、冷蔵庫に常備しています。
暑い季節にも!
春キャベツ半分を使ったのに、さくさくと1人でも食べきれてしまうほどうまみたっぷり。
ご飯との相性もよく、お野菜とお肉の量もバランスがちょうど良いので、このひと皿で献立が完成します。
暑い季節に、さっぱり食べたい時にも最適です。ぜひ作ってみてください。