子連れで結婚式に出席したい先輩
先輩からの相談は「結婚式に子どもを連れて行きたい」というものでした。結婚式には先輩お一人を招待したのですが、招待状の出席者名の欄に、お子さんの名前も記載して返信ハガキが送られてきたのです。
先輩に詳細を聞いてみたところ、「せっかくの機会だから、職場のみんなに子どもを紹介したくて」とのこと。先輩のお子さんは、3歳の男の子と1歳の女の子。「小さな子どもたちが、結婚式の最中に静かにできるだろうか……」と私は不安になりました。
先輩以外にも、同じ年齢くらいの子を持つ友人が多数いましたが、誰も子連れで参列したいという人はいません。正直、特に親しい友人や親族ではない職場の先輩からの相談は、私を悩ませました。
母とプランナーさんに相談すると…
私はこの事態を実母に相談。すると「預けられる人がいないわけじゃないでしょ? お子さんは遠慮してくださいとはっきり伝えたら?」と言う母。
また、担当のプランナーさんにも相談。プランナーさんは「式場の外の待合室で、旦那さんとお子さんに待機してもらうのはどうか」と提案してくれました。
私は、プランナーさんの提案と共に、「親族で話し合った結果、皆さんに大人のみの出席でお願いすることになりました」と先輩に伝えました。
どう思われるか心配でしたが、先輩は嫌な顔をすることもなく「そうだよね。迷惑かけるよね」と言い、当日はお子さんを旦那さんに預けてひとりで結婚式に列席してくれたのです。こうして私たちは、無事に結婚式を終えることができました。
その後、私は妊娠・出産をし、産後は友人の結婚式に招待されたことが何度もありました。出席するときは万全な準備をし、子どもは夫や実家に預けるようにしています。子連れの結婚式参列もいいかもしれませんが、私は貴重なひとりの時間を楽しむほうが好きです。
著者:都 うめこ
6歳男児と4歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。