まさかの事態に大焦り!
中学2年生になると、友人間でも「生理」が話題に挙がることも多くなり、友人同士で「いつ生理が始まった?」と話すこともありました。また、姉もいたため私自身、初めての生理に驚くことはありませんでした。
ただ、ショーツにナプキンのつけた際のあのごわついた感覚にはなかなか慣れることができず……。そんな私に母がおむつタイプのショーツ型ナプキンを購入してきてくれました。はいてみると、ショーツ型ナプキンのほうが、すっぽりとおしりを覆ってくれる感覚があり、苦手だったナプキンのごわつきをそこまで感じることなく、私にとっては合っているという感じが。そのため就寝時には愛用するようになりました。
そんな生理中のある日のことです。中学に登校し、トイレに行って自分がはいていた物を見た瞬間、震えてしまいました。なぜなら、前夜、就寝時にはいていたショーツ型ナプキンを、はいたまま学校にきてしまっていたから! 朝が苦手でいつもバタバタしていた私は、普段のショーツにはき替えるのをすっかり忘れてしまっていたのです。
初潮を迎えてすぐだったため、経血量はそこまで多くなく吸水量は問題なさそうでしたが、このままはいているのは衛生的にも気になります。ただ、下着を持ってきておらず脱ぐわけにもいきません。仕方がなく、私はショーツ型ナプキンの上から、念のため持ち歩いていた生理用ナプキンを当てることに……。
思春期だったこともあり恥ずかしくて誰にも打ち明けることができず、下着をはいていないこと、ナプキンのごわごわ感で、私は終始もじもじして過ごすこととなってしまいました。(越前りょう さん)
まとめ
おむつのようにはけることから、そこまで「ナプキンを着けている」という感覚がなく、漏れの不安も少ないショーツ型ナプキン。そのためか、体験談を寄せてくださった越前りょうさんのように、就寝時にはき、朝のバタバタでサニタリーショーツにはき替えるのを忘れてしまった……という失敗は少なくないように思います。ただ、越前さんの言うように、はき続けるのは衛生的によくないもの。生理用ポーチの中にサニタリーショーツを入れていると、もしものときも安心かもしれませんね。
イラスト/アゲちゃん
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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