ズボンが…
社会人1年目のときのこと。菓子製造の仕事をしていた私は、制服として白い作業着を着用していました。ある日、朝から生理痛がひどかったので薬を飲み、いつもより多めに生理用品を持って出勤。経血漏れを起こさないようにナプキンを頻繁に替えたかったのですが、その日は仕事が忙しく、なかなかトイレに行くことができませんでした。
すると、先輩社員から「ズボンが真っ赤になっているよ」とコソッと言われたのです。おしりの部分を振り返ってみると、経血がベットリ……。「どうしよう!」と少しパニックになっていると、先輩が「私が上司にうまく伝えておくから休憩に行っておいで」と言ってくれました。
おかげで、トイレに行ってナプキンを替え、ロッカーの中に予備として置いてあった作業着に着替えることができました。そして、しばらく休憩させてもらったあと、無事に仕事場に戻ることができたので本当によかったです。先輩のやさしい気づかいには頭が下がります。
それからというもの、経血漏れを起こさないようにタンポンを併用したり、どんなに仕事が忙しくてもこまめにナプキンを替えたり対策をするようになりました。今のところは経血漏れを起こしてはいませんが、経血量が気になるので、今度婦人科を受診してみようと思っています。
著者/りり
作画/ふるみ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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