おこづかいを使い果たす夫
大学生の友だちが遊びを謳歌している時期に結婚した私たち。そのため大学生だった友人たちに誘われ、夫は休みの前日は決まって遊びに出かけていました。
夫のおこづかいは月3万円。高いかなと思ったのですが、いつも仕事を頑張ってくれているので家計をやりくりしギリギリ捻出していました。しかし、連日の飲み会や遊びでお金が足りなくなり、おこづかいの前借りをしたいと言い出すこともしばしば。
夫から「6万円欲しい」と言われたときは、出産も控えていたので少しでも貯金をしたくて、「それは無理」と断り、よく喧嘩になっていました。
困った私は…
そんなある日、どうしてもおこづかいの金額をあげてほしいと思ったのでしょう。夫は、私に対して「もっと節約して」と言うように。しかし、削れるところはほとんどなく、私もなんとか収入を増やそうと内職をやってみたのですが、気持ち程度のお金にしかなりません。
そのような日々が続き、「もしかしたら、夫は生活費がどのくらい必要なのかわかっていないのかもしれない」と思った私は、家計簿を一緒につけようと夫を誘ってみることに。最初は乗り気でなかった夫ですが、どうしてもと頼み込み家計簿を一緒につけることになりました。
生活費の内訳を見た夫は、おこづかいを上げられないことにやっと納得したよう。おこづかいの使い方も考え直してくれ、友だちと遊びに行く頻度も次第に少なくなっていったのでした。
子どもたちも大きくなり、今は彼らにおこづかいを渡すように。子どもたちが「おこづかいが足りない!」と言い出した際には、話し合いをかって出てくれる頼もしい父親になりました。
著者/伊藤未唯
イラスト/おんたま
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