育った環境が正反対の2人
私はいちろうのことを許せないのは、自分が甘え下手で、頼ったとしても完璧を求めてしまうことが原因だと思っていました……。
それを聞いた私の母は、私が無理をするのは共働きで寂しい思いをさせてしまったせいだと言います。しかし私は、働く両親が自慢だったことを伝えました。
かおりさんはお母さんの話を聞いて、自分の性格は育った環境によるものだと納得。
そして、いちろうのどこか抜けた性格も家庭の影響があるのかと考えました。
いちろうは離島で生まれ育ちで、義母は専業主婦で義父は漁師でした。
結婚の挨拶に行ったときも、島に着くなりいちろうは近所の人と盛り上がり。約束の時間が迫るにも関わらず寄り道をしていることに、かおりさんは焦りを感じていました。
自分の性格のルーツが家庭環境にあるとわかったかおりさんは、いちろうの育った環境に思いを馳せました。もともとは他人だった2人が家族になれば、考え方も生活も違って当然ですよね。
自分が正しいと思っていることでも、相手にとってはそうでないことも。どちらかが絶対ではなく、譲り合いながら2人らしい家庭を築いていけたらいいですよね。
くまおさんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。