2才の長男と夫が第二子出産に立ち会うことに
私は、新生児と2才10カ月の男の子を育てています。長男は、日々自宅や保育園でたくさんの刺激を受けながらすくすく、のびのび成長中。話せる言葉も増えてきて、毎日が感動の連続です。
そんな長男と夫が、私の第二子出産に立ち会うことになりました。陣痛も徐々に加速し、いざ分娩室へ! 子宮口も全開になり、さぁ、いきみましょう!という瞬間です。息子が一言、
「でた」
と言いました! そう、このタイミングで大きいほうが出た、というのです。
「えぇーっ!?」
私と夫、そして助産師さんまで口を揃えて、息のあったリアクションが出ました! 私は息子が自分の排泄をはっきり教えてくれたといううれしさと陣痛の痛みが相まってパニックに! そして夫は、おむつ交換を今すべきか、赤ちゃんが産まれるまで待つか判断に困るパニックに! 現場は一時騒然となりました。
結果、その場で夫がすばやくおむつを交換。みんなスッキリした状態で、第二子出産に無事立ち会うことができたのです。痛かったけれど、それ以上に楽しかった、一生忘れられない立ち会い出産の思い出となりました。
まだまだ上手く言葉を発することができない息子ですが、できたこと・教えてくれたことには、どんなに疲れていても、他に家事をしていても、手をとめてとびっきりの笑顔でたくさん褒めてあげています。 今しかない一つひとつの感動に対して、しっかり幸せを感じながら子育てを楽しんでいこうと思いました。
作画/加藤みちか
著者:山田球児
2才・0才の男の子を育てる母。小売業に勤務し、現在は産休・育休取得中。趣味は夫と子どもと野球ごっこをすること。