恥ずかしい…!
金曜の夜にテレビで放映されていた、主人公の女の子が異世界に迷い込み、豚にされてしまった両親を人間に戻すために頑張るというストーリーのアニメ映画。録画をしていたので後日2歳の娘に見せたところ、とても気に入ってくれました。何度も繰り返し見ているため内容も娘なりに把握しているようで、ママ友や支援センターのスタッフさんへ話すようになります。
しかし、娘は意味のある言葉を話せるようになったばかりで内容を断片的にしか伝えられず、何の前置きもなく突然「おかあしゃん、ぶたになっちゃった!」と言い出したのです! 突然私が豚になったと報告する娘に、一瞬周りの空気が固まります。私は急いで「この間テレビでしてたアニメ映画を見たんだよね! それで、主人公のお母さんが豚になっちゃってびっくりしたんだよね!」と付け足すと、周りは「ああ! あの映画を見たんだね!」と理解してくれて事なきを得ましたが、恥ずかしい思いをしました。
娘がお話をするたびに色々と補足をし続けて、あれから3カ月経った今では語彙も増え、補足なしでも言いたいことが伝わる話し方ができるように。 あのときは恥ずかしかったですが、今となってはいい思い出です。今後も娘の成長を見守っていきたいと思いました。
作画/赤身まぐろ
著者:陽菜
2歳の娘を育てる専業主婦。趣味はダンスや読書、映画。元気いっぱいな娘と毎日楽しく過ごしている。