引っ越しの道中、加害者・幸太郎くんのおじいちゃんが「残念なヤツばっかりだったな!」と幸太郎くんに話しかけます。すると、幸太郎くんが「残念なのはおじいちゃんの方だろ」と反論します。
そして、幸太郎くんがほや助さんへ謝罪したと告げると「新人教師に説得でもされたのか?あいつら出しゃばりやがって…」と、あまりにお身勝手すぎる発言を連発します。その言葉を聞いた幸太郎くんはジッとおじいちゃんを睨みつけるのでした。
加害者少年への思いとは
睨まれたいじいちゃんは「なんか文句でも…」と幸太郎くんに尋ねます。すると幸太郎くんはこれまで押さえ込んでいた思いをおじいちゃんにぶつけます。そして、今まではおばあちゃんを「ママ」と呼んでいた幸太郎くんが、「おばあちゃん」と呼び「おかしいのはこっちだよ、きっと…」と呟きます。
これまで口答えをしてこなかった幸太郎くんが反論するなんて思いもしなかったおじいちゃんは、慌てて車を走らせるのでした。
そのころほや助さんは、前歯を折られ出会ってしまったトンデモない家族のことを思い返していました。そして、トンデモ一家の中でただ1人変わり始めた幸太郎くんを心から応援したいと思うのでした。
◇ ◇ ◇
確実に変わっていく幸太郎くんの姿に胸が熱くなりました。ほや助さんの「許す」という言葉がなければ幸太郎くんは変われずにいたかもしれません。ほや助さんが、少年を改心させたと言っても過言ではありません。前歯を折られ、連れ去り未遂にあい、大変な事件に巻き込まれたほや助さんが平穏に過ごせるよう心から願います。